サトウキビを原料として作られ、世界4大スピリッツに数えられているラム酒。映画『パイレーツオブカリビアン』で一躍有名になり、芳醇な香りと濃厚な甘さで多くの人を虜にしてきました。
ただ、一口に”ラム酒”と言っても多くの種類があります。中には「種類が多すぎて決めきれない……」という方も少なくはありません。今回は、ラム酒の種類の一つである”ゴールドラム”のおススメ商品7選を解説していきます!
見出し
ラムの種類とゴールドラムの特徴
ラム酒は主に3種類に分けられる
ラム酒は主に以下の3種類で区別されます。
①~③はそれぞれの色の違いによって分類されています。
ホワイトラムの色が最も薄く、ダークラムが最も濃い色ですね。
基本的に色の濃さ=風味の濃さと思っていただいて構いません。
色の薄いホワイトラムは風味が薄く、対して色の濃いダークラムは強い風味を持っています。無色透明で風味の薄いホワイトラムはカクテル向きのラム酒で、風味の強いダークラムはストレート向きのラム酒と言えます。
今回紹介するゴールドラムは、ホワイトラムとダークラムの良いところを取りそろえたラム酒です。ホワイトラムほど味わいが薄くないのでストレートでも楽しめ、ダークラムほど風味が強く感じられないのでカクテルのベースとしても使用できます。
ゴールドラムの特徴とおススメの飲み方
樽で程よく熟成された黄金色のラム酒をゴールドラムと呼びます。外見的にはウィスキーと同じ色をしており、適度な香りと色合いが人気のラム酒です。ホワイトラムとダークラムをブレンドして作られるゴールドラムもあり、色と香りは両者の中間的な立ち位置に存在します。
ゴールドラムの最大の特徴は、ストレートとカクテルどちらにも使える万能のラム酒ということにあります。風味が強すぎないためカクテルのベースとして使っても味を損ねることはありませんし、反対にストレートとして飲んでも楽しむことが出来ます。
どんな人におススメなの?
次のような方には、ゴールドラムが向いています。
② カクテルにもストレートにも使いたい方
③ とりあえずラム酒を飲んでみたい方
先述した通り、ゴールドラムは”ホワイトラムとダークラムの良いところを揃えたラム酒”と言えます。「カクテル向けのホワイトラム」と「ストレート向けのダークラム」の中間的な存在で、カクテルとストレートどちらにも使うことが可能です。
ゆえに「カクテルとストレート両方に使いたい方」「とりあえずラム酒を飲んでみたい方」などにおススメが出来ます。本来ならそれぞれの用途に合わせたラム酒を購入するのが一番なのですが、初めて飲む方には分かりにくいものですからね。
また、「ストレートで飲みたいけどお酒の強い風味が苦手な方」にも薦められる商品です。
風味と味わいで言えばダークラムが最もストレートに向いている種類ですが、お酒独特の香りを苦手に感じる方も多く居ます。ゴールドラムはダークラムほどお酒の味わいと匂いもキツくないので、アルコールが不得意な方でも飲みやすいラム酒でしょう。
おススメのゴールドラム
バカルディ ゴールド
3年間オーク樽で熟成されたバカルディの原酒をブレンドしたゴールドラム。ダークラムと同等の風味を持ちながら、スッキリとした後味が特徴の一本である。
ストレートでも美味しく飲むことが出来るが、ゴールドラムをベースとしたカクテルも多数存在する。別名「ラムコーク」と呼ばれる「キューバリブレ」は、バカルディをコカ・コーラで割ることで完成する。
サントリー ロンリコ ゴールド
1860年にプエルトリコに設立された、ロンリコ社が手掛けるホワイトラム。禁酒法時代にお酒の製造を許された唯一のメーカーで、長年に渡り伝統を受け継いできた由緒あるラム酒の1つ。ロンリコという名前はラムのスペイン語のロン(ron)と、リッチを表すリコ(rico)を合わせたもの。
豊かな香りと、まろやかな味が特徴のゴールドラム。果汁や炭酸など、ジュースで割るだけで簡単にカクテルが完成する。他にもストレートやロックでも楽しめ、口当たりの良い甘みは飲みやすく初心者にもおススメである。
シャマレル ゴールド
ラム酒の原料となるサトウキビを数多く生産している「モーリシャス共和国」で作られたゴールドラム。インド洋の豊かな風土で育てられたサトウキビを使ったシャマレルは、ダークラムと比べても遜色ないほどに深い香りを持っている。製造方法にもこだわりがあり、手間と時間のかかるアグリコール製法で作られている珍しいラム酒である。
ストレート・カクテル共に絶品である。風味が強く感じられるので、果汁ジュースよりも炭酸やコーラで割って飲むのが非常におススメと言える。
ユニオンリカーズ トレーダー ヴィックス ゴールドラム
「トレーダーヴィックス・ラム」に起源は1934年に開業された酒場「ヒンキー・ディンクス」に由来する。後に「Trader Vic’ s」と名前を変え、その名称がこのゴールドラムに受け継がれた。
このラム酒は、パイナップルジュースやオレンジジュースを加えるカクテル「マイタイ」の最適なベースとして想像されたものである。通常”カクテルを作るなら味の薄いホワイトラム”と言われているが、オレンジやパイナップルのように風味が強い副材料と合わせることで、ラム酒本来の味わいを損なうことのないカクテルが誕生する。
ベーリョ バヘイロ ゴールド 7年
サトウキビをしぼってできる液体のみを使用して製造されたラム酒。ブラジルの豊かな風土の元で作られたこのラム酒は、正式には”カシャッサ”と呼ばれている。7年間しっかりと杉樽の中で熟成したカシャッサは、蓋を開けた瞬間に優しい香りが部屋を満たすほど。
このカシャッサの原産地であるブラジルでは、「カイピリーニャ」というカクテルにして飲むことが流行している。砂糖とライムをグラスの中に入れてよく潰し、クラッシュドアイスとカシャッサを混ぜれば出来上がる。ライムの爽やかさと舌に馴染む甘みは、蒸し暑い夏に是非飲みたい一杯。
好みに合った一本を探そう
ここまで見ていただきありがとうございました。
今回は5つのゴールドラムを紹介させていただきましたが、これ以外にもたくさんのラム酒が存在します。
ぜひ、ご自身の舌で味わって、一番好みのゴールドラムを探してみてください!
そして、もし他にも気にいったラム酒があればコメントをください!
美味しければ記事内に追記させていただきますね!