パソコンでゲームなどをしていると、不意に「マウスとかキーボードが連打出来たら便利だよな」と思うことはありますよね。例えば自動でレベル上げをしたりミニゲームで使ったりと、ゲーム内で連打を使う機会はけっこう多いんじゃないかと思います。
今回の記事では、そんなパソコンのマウスやキーボードを連打できるフリーソフトについて紹介をしていきます。すべて無料で利用できるものなので、良ければ試しに利用していただければと思います。
見出し
マウスのクリック連打が出来るフリーソフト
①『連打くん』
・概要
有名で利用者も多いクリック連打ソフトです。連打くんを起動して開始ボタンを押すとマウスをかざしているだけでクリックの連打を行ってくれます。できるのは左クリックのみですが、動作も軽く使いやすい連打ツールだと思います。
また、ソフト画面が常に最前列に表示され、画面中に「連打中」などのステータスが表示されるため、「停止中だと思って他の場所にマウスカーソルを合わせたら意図せず連打が実行された」などといった事故も起こりにくいです。
・使い方
キーボードの「F9」で開始して「F10」を押して終了します。ソフトを起動するとクリック間隔を設定する項目がありますが「1秒=1000」で、初期状態は「10」になっています。クリック間隔の数字を小さくすればするほど1秒あたりのクリック回数が多くなります。
ただ、上記「F9」「F10」のショートカットについては変更できないので、もし起動キーと終了キーを自由に変えたい方にはお勧めできないかもしれません。
▼使い方・ダウンロード先についてはこちらで解説しています!
②『速打くん』
・概要
上記の連打くんと殆ど一緒の連打ツールです。若干こちらのツールの方がメモリ使用量が軽いですが、そこまで気にする必要はないとは思います。連打可能なのは左クリックのみです。
速打くんでは連打間隔の設定に加えて、開始キーと終了キーの変更も可能です。デフォルトでは「F10」で起動して「ALT」で終了するようになっていますが、開始キーと終了キーを同じキーに割り当てて「ALTを押せば開始と終了が切り替わる」などという風にも設定が出来るので使い勝手がかなりいいです。
・使い方
キーボードの「F10」で実行で「ALT」を押して終了です。ソフト開始時にはクリック間隔を入力する項目がありますが「1秒=1000」で、初期状態は「1」になっています。クリック間隔の数字を小さくすればするほど1秒あたりのクリック回数が多くなります。
▼使い方・ダウンロード先についてはこちらで解説しています!
③『連打スイッチ』
・概要
シンプルですが多機能で使い勝手のよいクリック連打ツールです。左クリック以外にも右クリックやマウスホイールの連打にも対応しています。その他にも開始ボタンや終了ボタンをある程度自由に変更できたりとカスタマイズ性は高いです。ただWindows10だと人によっては使えない場合があるようです。
・使い方
ソフトを起動すると設定画面がでてきます。いろいろ設定できる項目がありますが、とりあえず「連打間隔」が初期設定では「1000ms(1秒)」になっているので「10ms」くらいに変更しておくと良いです。
あとは起動画面の中央あたりにある。「Roll Left」のチェックを入れてスタートすればクリックの連打が出来ます。見落としがちですが「Roll Left」のチェックを入れずにスタートしても機能しないので注意しましょう。
4.『Lunatic Mouse』
・概要
ユーザー側で色々とカスタマイズ出来て使いやすい連打ツールです。左クリックと右クリックの連打機能があり、それぞれ、ボタンやキーを押している間だけ連打する「一時的連打」と、手を離していても連打を続ける「永続的連打」の2つの連打を使用できます。一時的連打ができる連打ツールはあまりないので非常に便利です。
・使い方
ソフトを起動すると設定画面が出てくるので「Lunatic mouseを有効にする」を押して、あとは起動キーを押すと連打を開始できます。
デフォルトの起動キーは左クリックが「F10」で右クリックが「F12」となっていて、終了したい時は起動キーと同じキーを押すと停止することが出来ます。ちなみに起動キーの変更は「環境設定」の「キーボード操作」から行えるので好みに変えておくといいでしょう。
▼使い方・ダウンロード先についてはこちらで解説しています!
キーボードの連打が出来るフリーソフト
1.『スズメ蜂』
・概要
軽量だが初めて使う人には少し使い方が難しいかもしれない連打ソフトです。連打は設定したキーを押し続けている間しか動作しないので、連打をしたまま放置するのには向いていないと思います。常駐型なのでいちいち起動する手間は省けるのは便利だと思います。
・使い方
アプリを起動したらパソコンの画面下部にあるタスクバーに黒いアイコンが出るのでそちらを右クリックして「プロパティ」を起動します。起動した後は連打したいキーを「対象キー」に入れて「登録」して、「適用」すれば準備は完了です。
実際に連打をするときは登録したキーを押し続けることで連打ができます。また、「対象キー」と「変換後キー」の設定を活用することで、押したキーとは別のキーを連打させることも可能です。例えば対象キーに「A」を入れて変換後キーに「B」を入れた場合、Aキーを押し続けている場合Bキーの連打がされます。
▼使い方・ダウンロード先についてはこちらで解説しています!
2.『れんだー』
・概要
連打キーだけではなく「リピート時間」や「連打回数」なども決められる拡張性の高い連打ツールです。機会があるかは分かりませんが、「50回だけクリックしたい」など特定の回数だけ連打をしたい時に便利だと思います。ただ、終了する時にキーボードのキーから連打の停止が出来ないのが不便です。
・使い方
ソフトを起動したら連打したいキーを押しながら「れんだキーを決定」をクリックしましょう。その後は「れんだー開始」を選択することで自動的に連打が開始します。連打速度を変えたい時は「リピート速度」を変更し、連打回数を変えたい時は「れんだ回数」の項目を変更することで連打の設定を変えられます。
3.『Key連打』
・概要
A~Z,0~9,半角スペースの計38種類の連打が可能です。一応マウスとキーボードの連打ができるみたいですが、Windows10だとクリックのみ連打しないことがあるみたいです。ただ画面の最前面で固定機能もついており、他のウィンドウをつついても消えないのは便利だと思います。
・使い方
【キーボードの連打】
ソフトを起動して「ロック解除」を押して、左上に連打したいキーを打ち込んで「→」「←」を同時押しすることで連打が開始されます。連打は矢印キーを押している間だけ起動しますが、Windows10だと「Escキー」を押すまで連打が続くことがあるみたいです。
【マウスの連打】
ソフトを起動して「ロック解除」を押して、「マウス」と書かれた場所をクリックして「→」「←」を同時押しすることで連打が開始されます。Windows10だと使えないことが多いみたいです。
複雑な操作を自動化するなら「マクロツール」の利用もアリ
ゲームで連打をしたい場合でも、状況によっては「連打だけではなく普段のキー操作も自動化したい」と感じる時があるかもしれません。
そういう時は「マクロツール」を使用してマウスやキーボードの操作を自動化するといいかもしれません。例えばマクロツールを使えば「〇キーを押した3秒後に×キーを押し、上記動作を10回繰り返す」などの処理も登録できるため、連打以外にもゲーム内での様々な操作を自動化することが可能です。
なお、マクロを作成出来るフリーソフトについては下記の記事で紹介を行っているので、もし興味がある方はご参考にしてください。
オンラインゲームで使う際は注意を!
多くの人はPCゲームをするときに連打ツールを使うのではないかと思います。プレイヤーが自分一人しかいないオフラインゲームで連打ツールを使うのは問題ありませんが、もしオンラインゲームで連打ツールを使う際は規約違反にならないか注意しましょう。
ゲームタイトルによってはサーバーの負荷軽減やセキュリティ上の理由から連打ソフトなどの外部ツールを利用することを禁止しているゲームもあり、もし連打ソフトが禁止されているゲームで使ってしまったらアカウントが削除されるケースもあります。
オンラインゲームで連打機能を使い場合は、規約違反や公式HP等を事前にチェックして、連打ツールの使用が垢BAN等の対象にならないかをしっかりと確認しておくと良いでしょう。
まとめ:連打ツールを使って便利に過ごそう!
今回の記事で紹介したソフトはすべて「マウスやキーボードを連打するだけ」のソフトです。主にパソコンのゲームなどで便利に使うことができ、上手く使うことが出来れば時間を大幅に短縮することが出来ます。
もちろんオンラインゲームで使う場合は規約違反等にならないか気を付ける必要はありますが、時間を有意義に使うためには是非とも活用したい機能です。くれぐれも用法を守った使い方をして、快適なゲームプレイをお楽しみください。