高校を卒業して、晴れて大学生となった人たち。授業を自由に選べるように反面、思わぬ落とし穴にはまってしまう学生も少なくはありません。
その1つが、「取るのが簡単な単位」の見極めです。大学の講義は指導をしている教授によって大きく変わり、単位取得が簡単な授業もあれば、毎日予習と復習を欠かせないほど難しい授業も存在します。もし難しい抗議を選択してしまえば、自由なはずの大学生活も勉強漬けの日々となってしまうことでしょう。
この記事では「楽に取得できる単位の見つけ方」を解説します。これから大学生になる方、単位取得に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!
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楽単とは?
まずは、記事のタイトルにも入っている「楽単」とはどういったものなのか解説を行います。
「楽単」とは、「楽に取得できる単位」を略した言葉のことです。
その名の通り単位取得の難易度が低く、碌に勉強をしなくても単位が取れてしまう講義のことを表します。大学生は自由に授業を選べる反面、授業の難易度などは自分で調べる必要があります。少しでも勉強時間を減らしたい学生には、こうした「楽に単位をとれる授業」を選ぶ目利きが重要になるでしょう。
「楽単」の定義はさまざまですが、一般的に以下のような特徴を持つ授業が「楽単」と呼ばれています。
②出席点の配分が高い
③試験の難易度が低い
④そもそも試験が無い
大学にはさまざまな単位があり、単位ごとの単位取得の難易度は全く違います。試験が難しくて単位が取りにくい単位もあれば、そもそも試験自体が存在しない単位もあります。
後者のような試験が存在せず取得しやすい単位が「楽単」と呼ばれています。
忙しい折の大学生は、この「楽単」を選択できるかどうかで大学生活の楽しさがガラリと変わるでしょう。せっかく大学生になったのに、授業の勉強で毎日忙しいのは悲惨すぎますからね……。
僕のいた大学はテストが5分で終わる単位とかあったよ~
友達の間では「ボーナスステージ」って呼ばれてたね!
楽に取得できる単位の見つけ方
楽に取得できる単位の見つけ方は、大きく分けて4つ存在します。
- 先輩に聞く
- 初回の授業に参加する
- 教授から選ぶ
- 「みんなのキャンパス」を使う
どれを使っても大丈夫ですが、自分にとっての楽な授業と他人にとっての楽な授業は違うので、そこだけ注意しておきましょう。
では、これからそれぞれの特徴を解説していきます。
POINT① 先輩に聞く
最も王道で最も効果的なやり方が、先輩に楽な授業を聞くという方法です。
既に大学で一年以上過ごしている先輩方は、単位に関するさまざまな情報を持っています。楽な単位の情報なんて朝飯前で、「この単位はテストが無いから簡単だよ」「この先生は授業が早く終わっていいよ」などの良い助言を貰えることでしょう。
自身が受けて楽だった授業はもちろん、彼らの友人から聞いた楽な単位の情報なども揃っている場合も多いです。
楽な授業だけではなく「楽しい授業」や「勉強になる授業」なども知っているので、一度は話を聞いてみることをおすすめします。
他にも「単位の取得システムに詳しい」というメリットもあります。
大学の単位システムは非常に煩雑で、「必修科目」「教養科目」「専門科目」など取得する単位にもジャンル分けがされており、ただがむしゃらに多くの単位を取得していくわけでは卒業できません。
異なるジャンルの単位を一定数取っていないと進級が不可になるケースも多く、大学1年生ではそのような複雑なシステムは理解できないでしょう。
ネットで調べても、単位システムは大学ごとに違うので参考になりませんしね。
そうした際に、大学の在籍期間が長い先輩に話を聞けると有利です。特に3、4年生の大学生は卒業が掛かっているのでそういった知識が豊富です。
問題点は「どうやって先輩と知り合うのか?」ですが、ゼミやサークル、アルバイトで同じ大学の先輩と話す機会はあるでしょうし、何なら友達の先輩などの伝手をたどっていくのもアリです。
僕も1年生の頃はお世話になりました($・・)/
今はお世話をする立場になってしまいましたが……。
POINT② 初回の授業に参加する
もし面倒でなければ、初回の授業に参加して感触を確かめるのも一つの手です。
通常、初回の授業は”ガイダンス”として講義が行われます。これからの授業の進め方や、出席点と試験の日程、レポートの提出時期など、授業に関わる殆どのことを聞くことが出来ます。
もし提出課題が多かったり試験が難しそうだと感じたら、その授業を取るのはやめた方がいいでしょう。
この方法のメリットは「本当に自分にとって楽な単位なのか確かめられる」ということですね。
人から聞いた楽な単位は、当然ですがその人の感じ方によって変化します。例えば「試験はないけどレポート課題が多い」授業を楽だと感じる人もいますし、反対もしかりです。
「自分にとってどんな授業が楽なのか?」ということをしっかりと考えた上で授業を取れるので、後になって取らない方が良かったと悩むことが少なくなります。
初回の授業は30分程度で終わる教授もいるので、案外時間もかからなくておすすめです!
POINT③ 教授から選ぶ
比較的上級生向けの方法ですが、授業を担当している教授から選ぶ方法もあります。
なぜなら、大学の授業をしている教授の中にはめちゃくちゃ厳しい人も少なくないからです。厳しい先生の授業では簡単に単位を取ることは出来ませんし、なにより授業中に私語やスマホが出来ないので退屈になります。
授業の方針は教員が決めているので、授業を担当している教員を見て決めるといいでしょう。
具体的な方法として、「①優しい教授の講義を選ぶ」「②ゼミやサークルで付き合いのある教授から選ぶ」の2択があります。
「①優しい教授の講義を選ぶ」は単位取得で楽が出来るだけではなく、講義自体も楽なものになります。授業中に熟睡しても、スマホをいじっても、雑談を始めても大丈夫なケースがあります。
「②ゼミやサークルで付き合いのある教授から選ぶ」は単位が足りていないなら絶対にやっておきましょう! 教員も人間である以上、自分とつながりのある生徒の評価は低くできません。特にゼミ教員の場合、ゼミ生が進級できないとゼミ教員の評価も下がってしまう場合もあるので、どうしても単位認定は甘くなってしまいます。
ゼミ教員の授業を取るのは本当におすすめです!
「参加したら無条件で秀」なんて話も聞いたことがあります(/・A・)/
POINT④「みんなのキャンパス」を使う
手っ取り早く楽な単位を調べたい場合、みんなのキャンパスというサイトを使うのがおすすめです。
このサイトは「各大学に通う現役大学生が授業の評価を行う」というもので、それぞれの大学に通っている大学生が「実際に授業を受けた感想」が書かれています。
実際に大学に通っている学生が評価を行っているので(あくまで自己申告制ではありますが)、一定の信頼性は担保されていると言えますね。
使う際には「大学名」と「講義名」を検索して、授業方針の変更されるケースも考えて出来るだけ最新の評価を確認するようにしましょう。
みんなのキャンパスには「楽単度」という5段階で行われている評価制度もあるので、単位取得の簡単さを確認する際には重宝するでしょう。
使ってみたら分かるけど、めちゃくちゃ便利です!
ただ、全部の授業が評価されているわけではないけどね~
単位選びは慎重に
これから単位選びを行う方は、講義を決める際は慎重にしましょう!
なぜなら、一度履修申請した単位は基本的に取り消せないからです。もちろん出席放棄などで単位を落とせば話は別ですが、そうなると「単位放棄」などという悪い評価が付いてしまいます。
なので、絶対に単位選びには慎重を期して臨んだ方がいいです。仮に数時間かかったとしても、履修申請してから「やっぱり難しくて単位取れそうにない(泣)」なんてなるよりマシでしょう。
学期中ずっと単位のことについて悩むくらいなら、初めから情報収集をしっかりして単位を決めるようにしましょう!
今回紹介した方法を使えば楽な単位を見つけることは難しくないはずなので、ぜひ活用してみてください!