大学生が享受するメリットの1つとして、「長期休みが驚くほど長い」ということがあります。1~3学期まで存在した高校生とは違い、大学は前期・後期の2学期制が採用されており、授業日数は高校生時代より少なくなります。もちろん、授業日数が減った分だけ長期休みの日数は増えていきます。
この記事では「大学生の長期休みの期間は何日なのか?」ということを解説していきます。これから大学生になる方、大学に入学して長期休みを心待ちにされている方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
※大学によっても長期休暇の期間は違うから、そこは一応注意しておいてね!
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大学生の長期休みの合計は130日! 土日休みも含めれば200日!
多くの大学の長期休みは130日程度です。この数字は長期休みの日数だけなので、授業期間中の土日休日などを入れれば更に増えることとなります。
大学生の休日の数は下記の表にまとめているので、よければ参考にしてみてください。
大学生の休日 | |
授業期間中の土日 | 約60日 |
祝日 | 約10日 |
春休み | 約60日 |
夏休み | 約50日 |
冬休み | 約20日 |
合計 | 約200日 |
大学生の授業日数は約160日
まずは「大学生が年間でどれだけ大学に通っているのか?」ということを見ていきましょう。
実際の通っている日数は個人差があるので一概に言えませんが、ここでは「単位取得上限とかを一切無視して全部の時間に授業を詰め込んだ場合」を解説します。大学生は授業がなければ平日でも休みになるので、ここで紹介した日数を超える人は居ないでしょう。
・まず、大学生の授業日程のお話です。
大学生の授業日程は前期・後期の2学期制が採用されており、それぞれに15回の授業と1回のテストがあります。テストまで行くと考えれば、1つの授業につき16回学校に通うことになりますね。
そして、大学生は自分の好きな時間の授業を選択して取ることが出来ます。月曜日にある授業を取る人もいれば、金曜日にある授業を受ける人もいます。それぞれの学期に10個~15個程度の授業を入れている学生が多数ですが、たとえ全部の授業を取ったとしても、
よって大学生の授業日数は年間で160日と計算することが出来ます。もちろん平日のすべての曜日に学校に通う人は多くはありません。教職や医学課程などの学生以外は3年生を超えた頃から取得単位数に余裕が出てくるので、卒業が近づけば近づくほど休みは多くなります。
3年次、4年次は週に一度しか学校に来ない大学生も少なくはありません。必修科目であるゼミ活動のために学校に来ているだけで、それ以外の日は平日でも自宅でゆっくりしています。もちろん就職活動なども行わなければならないので油断をすることは出来ませんが、年次が進めば授業が楽になっていくのは間違いがないでしょう。
大学生の長期休暇は約130日
大学生の長期休暇は約130日ほどあります。
先ほど年間の授業日数は160日と計算しました。年間休日を求めるには「365日-授業日数」を計算すればいいのですが、授業日数の140日には土日の計算を入れてないため、多少数値がずれてしまいます。
土日を含めて計算すると、
ですね。1年間である365日からこの数字を引けば、次のような数値になります。
1年間が365日なので、およそ3分の1は長期休暇だけで貰える休みという訳です。この計算結果は土日と祝日を除いて行ったものなので、土日祝日を含めればそれ以上になります。
土日祝日も含めると驚異の200日!
土日と祝日を含めれば、大学生の休日は200日にも及びます。
最初に計算した「年間授業日数160日」を含めれば、下のようになります。
年間200日休みがあっても授業をサボっちゃうのが大学生だけどね~
夏休み・冬休み・春休みの期間
では、大学生の長期休暇の日数はどれくらいなのでしょうか?
高校生の頃と長期休暇の日数はかなり違うので、気になっている方も多いと思います。
夏休み、冬休み、春休みのそれぞれの休暇日数について見ていきましょう!
夏休みと冬休みは高校生より少し多い
まずは夏休みと冬休みについてですが、この2つは高校生の頃より僅かに多くなっています。
・まずは夏休みについてお話します。
高校生の夏休みがおよそ30日~40日なのに対し、大学生の夏休みは50日程度あります。高校生の夏休みは8月の下旬~9月上旬に終わり、大学生は9月の下旬に終わることが多いようです。
・次に冬休みについてです。
高校生が2週間程度なのに対して、大学生は20日程度です。夏休みに比べてさほど変わるわけではありません。高校生の頃と同じく年末年始のための休みという側面が大きいので、大学生になってもそれほど休みが増えるわけではないようです。
大学生の春休みは60日もある!
大学生に長期休みの花形は間違いなく春休みです。春休みはおよそ60日の長期休みを堪能することが出来ます。
後期が終わる2月上旬に始まって、4月上旬まで長期休暇が続きます。高校生のように1~3学期で構成されているのではなく、大学の授業日程は前期・後期の2学期のみで、減少した分は春休みを長くすることで調整されています。
遊びたい盛りの大学生にとって、休みが多いことは悪くはありません。ただ、あまりに多い春休みに「春休みが長すぎてすることが無い……」と感じる大学生も少なくはありません。
特に初めて長期間の春休みを経験する大学1年生に良くある話だと聞きます。嬉しい悲鳴ではありますが、退屈な長期休暇を送らないためにも、しっかりと予定を立てておくことが重要なのかもしれませんね。
個人的に春休みがめちゃくちゃ長かったかな。毎年することなくて困ってたよ!
長期休みの多い大学生。どうやって過ごすことが多いの?
あまりにも休みが多すぎて、時には暇になってしまう大学生。では、どのように過ごせば退屈な長期休暇を送らずに済むのでしょうか?
大学生に人気な休暇中の過ごし方をまとめてみます!
成績を振り返る
休暇中の過ごし方という訳ではありませんが、大学生には「成績を確かめておくこと」も必要です。学期末に届く成績表などを見て、すべての単位が取得できたのかを確認しておきましょう。大学生は取得する単位が自由に選択できる分、勉強のスケージュールを自分自身で立てなければならないからです。
大学によって変わりますが、卒業するまでにおよそ120程度の単位を取得しなければなりません。そして、取得単位数について学校は殆ど関与しません。授業を取るのも取らないのも学生の自由で、学生自身が卒業のための勉強スケジュールを立てておく必要があります。
これが非常に厄介なのです。もし単位を落としていても成績表を見ていないと気づかない可能性もあり、気づかないまま時間が経てばスケジュールが大幅に崩れる可能性もあります。
取返し可能な時期ならば良いですが、卒業間際になって「単位が1つ足りない!」なんてことになるケースも少なくありません。そうならないためにも、学期中の成績は必ず振り返るようにしましょう。
試験の手ごたえがなかった時は絶対に確認しようね!
旅行に行く
もし時間的な余裕があるなら、遠い場所に旅行にいくのも一つの手です。社会人になって仕事を始めると気軽に旅行へ行くことも難しくなるので、時間のある大学生のうちに楽しんでおくのをおススメします。
気ままに一人旅をするのも良いですし、友達とワイワイ騒ぎながら行くのも楽しいでしょう。自分の知らない場所で、知らない景色を観ることができる旅行にハマる人も多いと聞きます。
大学生の内なら「学割」が効く移動手段も数多くあるので、交通費を抑えて遠出することも可能です。旅行以外にも海外留学という手段を取ることも可能で、そうした場合は就活でアピールできる点になるでしょう。
僕は出不精だから旅行には行かないけどね!
資格の勉強
あるいは将来を見据えて資格の勉強に励むのも良いと思います。就職活動で有利に立ち回るために各種資格を勉強したり、まだ運転免許を取っていない方は教習所に通ったりと、長い休みを活用して資格取得を目指す学生も少なくありません。
資格の勉強をしてみると分かるのですが、暇そうな大学生でも、学校に通いながら資格の勉強に割く時間は意外とありません。アルバイトや授業の予習復習、サークル活動、ゼミ活動など、授業以外の用事も大学生にはたくさんあります。
案外普段の学校生活で資格の勉強をすることは難しいので、時間のある長期休暇で集中して勉強をすることをおススメします。
僕がいた大学でも、長期休暇には大学主催の資格の講座とかがあったよ~
インターンシップで就活の準備をする
来るべき就活の時期に備えて、インターンシップ等で企業調査を進めておくのも良いと思います。通常、3年生の秋くらいから就活を始める大学生が多いですが、早ければ早いだけ就活は有利に進めることが可能です。
特に最近は就活の時期が徐々に前倒しにされているので、早めに就活の準備を整えておくことが重要になるでしょう。インターンシップに行くと、社員の方が普段どのように働いているのかなど、説明会などではなかなか見れない部分も感じたりすることが出来ます。
長期休みの前はしっかりと予定を立てておこう!
高校生から大学生に進学すると、それまでの休日が嘘だったかのように長期休みの日数が増えます。
特に春休みが顕著で、大学によっては2ヵ月以上もまとまった休みがもらえる場合もあります。
長期休みの過ごし方として重要なのが、あらかじめどんな休みにするのか決めておくことです。
これまでの高校生活とは違って休日の数も増えるので、増えた休みにすることがなくなってしまう大学生も少なくはありません。
退屈な休暇を過ごさないためにも、しっかりと長期休暇の間のプランを練っておくようにしましょう!