【いくら貰ってる?】大学生のお小遣いの平均額は月額13,000円!

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一般的に、大学生になると親からのお小遣いを貰える機会は少なくなります。大学生としてアルバイトで稼いだお金でやりくりすることを求められたり、そもそも学費の支払いでお小遣いを渡す余裕がなくなったりと、家庭によってお小遣いの給付をやめる理由は様々です。

今回は「大学生っていくらお小遣いを貰っているの?」ということを調べました。大学生になると色々とお金がかかるようになるので、金銭的な事情は早めに把握しておくことが重要になるでしょう。

 

これから大学生になる方や、その両親の方のためにまとめました!

 

大学生のお小遣い事情

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全国大学生活協同組合連合会が行った『第54回学生生活実態調査の概要報告』によると、大学生のお小遣いの平均額は12,780円という調査結果が出ました。

このアンケートは30の大学に対して行われており、10,980もの解答があったため、統計的に見てデータとしてはかなり信用できる数字だと思います。

金額はもちろん月額での話になるのですが、月に13,000円ほど貰っている大学生が平均と考えるとずいぶん多いような気がしますね。

 

月に1万円ちょっとお小遣いをもらえるってすごいね(;・∀・)

僕の周りは貰ってない人が多かったけど、実際はそうでもないのかな……?

 

大学生のお小遣い金額は減少傾向にある

とはいえ、大学生のお小遣い金額は減少傾向にあります。2010年に行われた同調査では「15,550円」であったのに対し、今回の2018年の調査では「12,780円」と、ここ8年間でお小遣いの金額が3千円ほど減少していることが分かります。

この傾向は、家計の経済状況の悪化を表していると考えられます。子どもが大学へ進学するにあたっては多額の資金が必要になるので、お小遣いに割くお金が減少したと見ることが出来るでしょう。

入学金だけでも数十万円必要な大学もあり、さらに毎年2回にわたって同じく数十万円の授業料を支払わなければならないため、親の負担は少なくないものと考えられますね。

 

支出面で多いのは「食費」「教養娯楽費」

大学生の支出金額が多い項目としては、「食費:14,370円」「教養娯楽費:11,940円」があります。

日々の昼食を大学の食堂で済ませている大学生も多く、日常的な費用が積み重なっているものと推測出来るでしょう。また、大学生になると途端に友人と遊びに出かける回数も多くなり、交際費的な位置づけである教養娯楽費が食費に次いで2位となっています。

両者とも、ここ近年で支出金額が大きく伸びているのが特徴です。2010年に行われた調査では、「食費:11,010円」「教養娯楽費:7,080円」であったのに対し、8年間で双方とも3千円以上増えている計算となります

その関係で支出金額も増加しており、2010年の調査からおよそ1万円程度上昇しています。最近は最低賃金が上昇していることもあってアルバイトのお給料も増えつつはありますが、それでも大学生の金銭事情は厳しいものになっているでしょう。

 

不足分はアルバイト、奨学金で補う

いろいろとお金のかかる大学生は、お小遣いだけでは何かとお金が足りないケースが多数です。その不足分を補うために、アルバイトで給料を貰ったり、奨学金の給付を受けたりしている学生が多く居るようです。

同調査によると、大学生の収入は「アルバイト:40,920円」「奨学金:11,060円」という平均値が出ました。特にアルバイトで食費や教養娯楽費を稼ぐ大学生が多く、奨学金を受給している人はそれほど多く居ないという結果になっています。

また、前述したように大学生の支出額は年々増えており、それを補うためにアルバイトの給与収入も増加傾向にあります。支出額が8年間でおよそ1万円程度上昇しているように、アルバイトの収入金額も8年間で1万円程度上昇しています

 

大学生にお小遣いは必要?

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調査の結果、大学生のお小遣い平均額は12,780円という数字が出ました。食費や交際費、教材費など何かと入用になるのが大学生なので、親からの支援は大変心強いでしょう。アルバイトや奨学金だけで賄いきれない部分も出てくるケースもあり、どうしても親に頼らざるを得ない場合も出てきます。

ただ、「大学生はアルバイトがあるからお小遣いが要らないんじゃない?」という意見があるのも事実です。自分でお金を稼げる年齢になったので、「自分のことは自分で何とかするべき」という教育方針を取っている家庭も少なくありません。

では、実際には大学生にお小遣いは必要なのでしょうか? 大学生を取り巻く経済的な視点からお小遣いの必要性を考えていきます。

 

家庭にもそれぞれの事情があるから一概には言えないけどね!

参考程度に見てくれたら嬉しいです(・◇・)

 

収支金額の視点からは、お小遣いが必要

「お金を稼ぐことの重要性を理解するためにアルバイトをすべき」なんて話はひとまず置いておいて、金銭的な事情から大学生にお小遣いが必要なのか考えます。

まずは大学生の支出と収入について見ていきましょう。大学生の支出は67,200円で、対して収入は67,750円です。一見すると収入金額と支出金額が全く同額に見えますが、この支出金額には「貯金:18,050円」も含まれているため、実質的な支出は49,000円程度と言えますね。

お小遣いの平均額が13,000円程度なので、お小遣いをなくした場合は実質的な収入は55,000円程度に減少してしまいます。

 

ここで問題となるのが収入-支出の部分で、つまり1ヵ月にどれだけ貯金できるかと言うことです。

詳しくは「大学生の平均貯金額は80万円!貯金上手な大学生になる3つの方法!」でも解説をしていますが、卒業後のことを考えると大学生のうちにある程度の貯金をしなければなりません。

職場に近い場所で一人暮らしを始める場合だと数十万円ほど必要になるケースもあり、学生のうちに上手く貯金をしておく必要があると言えるでしょう。

 

しかし、お小遣いを抜いて収入と支出を計算すると、1ヵ月に6,000円程度しか貯金できない計算になります。4年間を通して約28万円しか貯金できないこととなり、卒業後の一人暮らしを考えるのであれば物足りない金額でしょう。

大学生活に必要な費用としてではなく、将来必要となる費用を貯めておくには親からの支援はある程度必要だと言えるでしょう。

 

親と子どもでしっかりと話し合うことが重要

とはいえ、家庭の事情はまちまちなので、どの家庭も学生に対してお小遣いを渡せと言うことは出来ません。

ただ、渡すにしろ渡さないにしろ、子どもとしっかり話し合うことが重要でしょう。渡すのであれば将来のために貯金を行うことを約束させて、渡せないのであれば子ども本人にアルバイトなどで稼いだお金を貯金させるように告げる必要があります。

 

一人暮らし費用の問題って大抵就活が終わってから気付くんだよね……。

 

まとめ:家庭によってお小遣いは様々

大学生がお小遣いを貰うかどうかは、学生自身と家庭の経済状況によって大きく変化します。自宅生、自宅外生(一人暮らし)、国公立、私立など様々な条件によって家庭が負担する金額も違いますし、場合によっては授業料や仕送りの金額が多すぎてお小遣いまで気が回らないという場合もあります。

ただ、将来のことを考えるのであれば、子どもに渡して貯金をさせるのが良いでしょう。就職後に一人暮らしをする人も少なくはありませんし、その時に先立つものがなければ就職後に苦労をすることになります。

もし渡すのが難しい場合でも、「就職後に一人暮らしをする場合はいくら必要」という話だけはしておくようにしましょう!

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