普段iPhoneを使っていると、個別アプリのデータ移動がしたいと感じることがあると思います。例えば長年プレイしているスマホゲームのデータを移し替えたり、データのバックアップを取ったり、iPhoneに保存している漫画や画像ファイルなどを他の端末に移し替えたりなどですね。
ただ、iPhone全体のバックアップ方法ならともかく、一つひとつのアプリのデータを移し替える方法を知っている方は少ないのではないでしょうか?
この記事では、そのようなiPhoneのデータ移行を行う方法を紹介していきます。この方法を知っていればiPhoneのデータを他のiPhoneに移したりすることも可能です。
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iTunesのファイル共有を使って出来ること
あまり知られていない機能ですが、iTunesにはiPhoneとパソコンでファイルを共有できる「ファイル共有」という便利な機能があります。
この機能を使えば、iPhoneのアプリデータのバックアップを取ったり、iPhoneのアプリデータを異なるiPhoneに移行することも出来たりします。
ただ、iPhoneのスマホアプリのデータを移行する時は該当のスマホアプリがファイル共有のシステムに対応していなければなりません。スマホアプリの中にはファイル共有に対応していないものもあるので、その場合は今回の方法が使えないので注意してください。
▼ファイル共有で出来ること
② パソコン→iPhoneにデータを移行する
③ iPhoneのアプリデータのバックアップを取る
④ 旧iPhone→新iPhoneにデータを移行する
データ移行に必要なモノ
この記事では個別アプリのデータ移行の方法を紹介していきますが、まずはその前にデータ移行をする前に準備しておくものを確認していきましょう。
事前に用意する必要があるものは、以下の4つです。
②充電用ケーブル
③パソコン
④iTunes
このうち、iPhone本体と充電用ケーブルは殆どの方がお持ちだと思うので問題は無いでしょう。iTunesもインターネット環境さえあれば無料でダウンロード出来るので、こちらも問題ないと思います。
問題はパソコンですが、残念ながらパソコンがないと今回の方法を使うことは出来ません。最近は中古パソコンなど1万円程度で買えるパソコンも多く売っているので、これを機に購入を検討してみるのが良いでしょう。
ちなみに中古パソコンの選び方については以下の記事にまとめているので、良ければご覧ください。
iPhoneのアプリデータを他のiPhoneに移動する方法
ではこれからiPhoneのアプリデータを個別に移行する方法について紹介していきます。
ざっくりと手順を説明すると「移行元のiPhoneからパソコンにアプリデータを移動→パソコンから移行先のiPhoneにデータを戻す」というだけです。
もちろん詳しい手順を説明するともう少し長くなりますが、大まかな流れは上記の通りです。iPhone同士だと難しいアプリデータの移行も、パソコンを経由してあげればものすごく簡単にすることが可能です。
STEP① データ移行をしたいiPhoneとパソコンを接続してiTunesを起動する
まずは始めに、データの移行元のiPhoneとパソコンを充電用ケーブルでつなぎ、パソコン側でiTunesを起動しましょう。
初期設定ではiPhoneをパソコンにつないだ瞬間にiTunesが起動する設定になっているはずですが、設定を変えていて自動で起動しない場合は手動で起動するようにしましょう。
ちなみにiPhoneとスマホを繋ぐとき、iPhone側でロック画面を解除していないとセキュリティの関係で接続に失敗することがあります。スマホとパソコンを繋ぐときは必ずロックを解除してから接続してください。
STEP② iTunesの画面左上のiPhoneマークをクリックする
STEP③ ファイル共有を選択して移行したいアプリデータをクリックする
では次に左側のタブから「ファイル共有」を選択して、データ移行をしたいアプリをクリックしましょう。
今回はスマホアプリの「マインクラフト」を選択してみました。すると、右側の欄にマインクラフトのアプリ内データが表示されます。
ここの欄に表示されるデータを移すことでバックアップを取ったり、他のiPhoneにデータを移行することが出来ます。
STEP④ アプリのデータをパソコンに移行する
上にSTEP③で保存したいデータをクリックして、画面右下に表示される「保存」ボタンを押すことでファイルをiPhone→パソコンに移すことが出来ます。もし保存マークが表示されない場合は隠れている可能性が高いので、ページを下にスクロールしてみてください。
STEP⑤ パソコンから移行先のiPhoneにアプリデータを移す
最後に「ファイルを追加」という項目から、移行元のiPhoneからパソコンに移したデータを再度データ移行したい先のiPhoneに移し替えればOKです。
まとめ:ファイル管理を使って個別のアプリデータを移行できる
この記事で紹介したiTunesの「ファイル管理」機能を使えば個別のアプリデータを移行することが可能です。例えば古いiPhoneから新しいiPhoneにデータ移行をしたい時にも使えますし、何よりバックアップなどのデータ移行と違って移したいアプリのデータだけ移行することが出来るのが便利な点です。
というのも、普通のバックアップだとiPhoneに保存されている全てのデータを移行することしか出来ないので、「このアプリのデータだけ移したい」という場合には向かないんですよね。
その点、今回の方法を使えば個別データだけ移すことが出来るので、移行したいデータと移行したくないデータがある時に便利でしょう。