Windowsの『ファイル名を指定して実行』の便利なコマンド一覧!

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パソコンでいろいろなアプリやソフトを起動する時に「キーボードのショートカットで簡単にアプリを起動出来たらなあ……」と思ったことがある人も多いと思います。

特に頻繁に起動するアプリケーションなどでは、毎回マウスを操作して起動するのは時間が掛かって大変です。もしキーボードだけでアプリの起動が出来たら操作が早くなり、かつマウス特有の押し間違いによる操作ミス等も少なくなります。

今回はそんなキーボードだけでアプリを起動する「ファイル名を指定して実行」機能の使い方と、便利なコマンド一覧について解説を行います。

 

ファイル名を指定して実行の使い方

まずは「ファイル名を指定して実行」の使い方について解説していきます。ファイル名を指定して実行を行う方法は何通りかありますが、下記のWinodwsショートカットキーを使用して起動する方法が一番簡単だと思います。

基本的に下記の方法であればWindowsのバージョンによらず使用することが出来ます。Windows10やWindows7、Windows11でも同じ動作のため、Windowsであればどのバージョンでも同じ方法で実行可能です。

手順① キーボードの「Winodwsキー」+「Rキー」を押す

 

手順② 出てきた画面にコマンドを入力して「Enterキー」を押す

 

手順③ コマンドに対応するファイルが実行される

 

これでアプリケーションやファイルが実行されます。

ちなみに「手順②」で指定するコマンドを変えることで起動するアプリやファイルを変更することが出来ます。

今回の例では「notepad(メモ帳)」を指定してアプリを起動しましたが、「calc」と入力すれば電卓が起動したり、「winword」でMicrosoft Wordを起動出来たりと様々なアプリのショートカットに使用できます。

 

便利な「ファイル名を指定して実行」のコマンド一覧集!

ちなみに「ctrlキー」+「Fキー」でページ内検索が可能です。調べたいアプリなどがあればページ内検索の機能で調べると、スクロールして探す手間が省けて便利です。

なお、個人的に使う機会が多い便利なコマンド太字で紹介していきます。

 

Winodws標準アクセサリ

まずはWindowsに標準インストールされているアクセサリのコマンドです。パソコンで作業をする場合は「メモ帳」や「電卓」などを始めたとした標準アクセサリを使用する機会は多いと思うので、これだけでも覚えておけばかなりの時間短縮効果があるでしょう。

起動ブラウザ起動コード
メモ帳notepad
ワードパッドwrite
電卓calc
ペイントmspaint
エクスプローラーexplorer
リモートデスクトップ接続mstsc
Windows Media Playerwmplayer
Snipping Tooksnippingtool

 

Windowsの設定・システム系

こちらはWinodwsの設定やシステム系アプリの起動コマンドです。普通にパソコンを触っていて使う機会は殆どないと思いますが、IT関連の仕事をしている方は頻繁に使用することになると思います。

起動ブラウザ起動コード
ファイアウォールfirewall.cpl
タスクスケジューラtaskschd.msc
タスクマネージャーtaskmgr
コマンドプロンプトcmd
パワーシェルpowershell
コントロールパネルcontrol
サービスservices.msc
スタートアップshell:startup
レジストリregedit
グループポリシーgpedit.msc
イベントビューアーeventvwr
パフォーマンスモニターperfmon
リソースモニター
perfmon.exe /res
デバイスとプリンターcontrol printers
デバイスマネージャーdevmgmt.msc
ネットワーク接続ncpa.cpl
Windowsバージョン確認winver
共有フォルダfsmgmt.msc
時計と時刻timedate.cpl

 

ブラウザ系

ブラウザをファイル名を指定して実行で起動する場合、基本的にブラウザの名前を入れてあげるだけで大丈夫です。ただしIEとEdgeの場合は少し特殊な起動コードを打ち込まないとダメなので気を付けましょう。

起動ブラウザ起動コード
Internet Exploreriexplore
Microsoft Edgemsedge
Google Chromechrome
Firefoxfirefox
Operaopera

 

Microsoft Office系

Office系は仕事で使用することも多いソフトのため、ショートカットで起動できるようになると非常に便利です。仕事の効率アップのためにもぜひ覚えておきたいコマンドの一種です。

起動ブラウザ起動コード
Wordwinword
Excelexcel
PowerPointpowerpnt
Accessmsaccess
Outlookoutlook
OneDriveonedrive

 

PCのシャットダウン・再起動系

あまり頻繁に使用することはありませんが、PC本体のシャットダウン・再起動についてもショートカットキーで行うことが可能です。

キーボード操作のみでパソコンの電源を切ることができるので、マウスが反応しなくなって再起動を掛けたい時などに使うのが良いかもしれません。

起動ブラウザ起動コード
シャットダウンshutdown -s -t 0
再起動shutdown /r /t 0
ログオフshutdown /l

 

まとめ:「ファイル名を指定して実行」を使いこなそう!

今回はWindowsの「ファイル名を指定して実行」の使い方とコマンド一覧について纏めました。

僕は普段会社のシステム担当として働いていますが、この「ファイル名を指定して実行」無しでは仕事にならないくらい頻繁に使っています。

ちょっとしたメモを書きたい時には「notepad」コマンドを使い、電卓を使いたい時には「calc」と入力するだけでアプリが立ち上がるため、マウス操作で行うのに比べて数倍早くアプリが起動できます。

使いこなせれば作業スピードが大幅に上がるのは間違いないため、ぜひ使ってみて「ファイル名を指定して実行」機能の凄さを実感してみてください!

 

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