ジンとウォッカの違いを解説!違いは製法と味わいにアリ

ジン ウォッカお酒

世界4大スピリッツである”ジン”と”ウォッカ”。共に無色透明で風味が殆ど感じられないため、味のバランスが大切になるカクテルに使われることも多いお酒たちです。ジンやウォッカを使用したカクテルはクセが少なく、女性やお酒が苦手な方でも飲みやすいものが多くあります。

そんなカクテル界では代表的なジンとウォッカですが、その違いを説明しろと言われて答えられる人は少ないのではないでしょうか? なんとなく種類が違うことは知っていても、具体的にどこが違うのか知っている方はそれほど多くないでしょう。

今回は「ジンとウォッカの違い」について解説をします。飲み会の場で説明できるとカッコいい知識なので、ぜひ覚えて帰ってください!

ジンについて

ジンとは、大麦や小麦、ジャガイモなどを原料にして作られる無色透明な蒸留酒のことを指します。製造過程でジュニパーベリー(セイヨウネズ)の香り付けが行われており、クリアな味わいと共にスパイシーな香りを楽しむことが出来ます。

他の蒸留酒と比べて味の主張が強くないため、ストレート以外にもカクテルに使用されるケースも多いお酒でもあります。有名どころだと「マティーニ」「ギブソン」「ジン・トニック」「ジン・ライム」などが存在し、素材である「ジン」の名前を冠したカクテルも多く存在しています。

ジンの風味

他の蒸留酒(ウォッカやウイスキー等)と比較すると味わいはかなり薄いです。

原料こそビールやウイスキーと同じケースも多いですが、ジンは製造の過程で白樺の木炭を使ったろ過が行われているため素材の味は殆ど失われています。

ただ、ジン自体に風味が全くないというわけではありません。

ジンは完成の前にジュニパーベリーという料理やハーブティーなどに使われるスパイスを混ぜ合わせており、胡椒のような刺激的な香りを味わうことが出来ます。

味わいは薄いが香りが高い、というのがジンの風味の特徴となります。

ジンの種類と主な生産地

ジンの種類は現在販売されているものだと「ドライ・ジン」「イェネーバ」「シュタインヘーガー」という3つに分けられます。

このうち、最も流通率が高いのが「ドライ・ジン」で、現在販売されているジンの9割近くを占めていると言われています。

この3つのジンの見分け方は、「どの国で生産しているか?」ということに注目すると良いでしょう。

最も代表的なジンの種類である「ドライ・ジン」はイギリスで主に作られており、「イェネーバ」「シュタインヘーガー」はそれぞれオランダ、ドイツで生産されるジンのことを指します。

もちろん種類によって味わいも変わり、現在主流のドライ・ジンは強い香りと雑味のないクリアな味わいが特徴の種類となっています。

ジンの種類と生産地

ドライ・ジン:イギリス
イェネーバ:オランダ
シュタインヘーガー:ドイツ

ジンの製造方法

ジンの作り方を大まかに説明すると『発酵→蒸留(1度目)→香料を入れる→蒸留(2度目)』という4段階になります。

特徴的なのが、蒸留を2回の工程に分けて行っていることですね。

まずは1回目の蒸留は度数を上げるために行われているもので、連続式蒸留機を用いて醸造酒(麦を発酵させただけのお酒)を蒸留酒に変えていく作業です。

醸造酒のままではどれだけ高くても度数は20%程度しかなく、この醸造酒をアルコール度数が95%程度になるまで蒸留を行っていきます。

そして2回目の蒸留は香り付けを行うためのもので、ジュニパーベリー(ネズの実)などのスパイスを加えてジンに香りを移していく作業となります。

一度ジンを飲んだことのある方なら分かると思いますが、ジンには香辛料のような独特の香りがあり、ジュニパーベリーを用いることによってジンのスパイシーな香りが表現されています。

ウォッカについて

ウォッカとは、大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなどを原料として製造されている透明で無味無臭なお酒のことを指します。ウォッカの最大の特徴は「製造過程でろ過を行っている」ということで、このろ過によってお酒の色や風味が取り除かれています。

その結果、ウォッカは透明で風味が薄いお酒が多く、個性の少ない味わいはジン同様にカクテルに向いているでしょう。

ウォッカのカクテルとして人気なものは「バラライカ」「スクリュー・ドライバー」「ソルティ・ドッグ」などがあります。ウォッカを使用したカクテルはクセが無いため、女性でも飲みやすいお酒として広く知られています。

ウォッカの風味

ウォッカは、基本的に無味無臭のお酒です。製造過程で行われたろ過によってお酒の風味は取り除かれており、味や香りは殆ど感じることはありません。

一般的にウォッカは「クリアで雑味の無い味ほど良質である」と言われており、質の高いウォッカほどお酒の味を感じさせない仕上がりになっています。

よってウォッカをストレートで飲む人は少なく、ジュースと混ぜたカクテルにして飲む人が大半です。

ただ、全てのウォッカが無味無臭という訳ではなく、香料が入れられているウォッカも存在します。

レモン、ライム、オレンジピールなど果物の香り付けがされる商品も多く、カクテルにする以外でも楽しめるウォッカは多数あります。

ウォッカの製法とアルコール度数

製造は【蒸留→加水→添加物(香料やハーブなど)→ろ過→瓶詰め】の5段階で行われます。添加物を加える作業は商品によって行われるかどうかが変わります。

ウォッカの製造で特徴的なのが、風味を消すために白樺の木炭でろ過を行っているということですね。

このろ過の過程はウォッカの中でも最も重要なプロセスと言われています。使用する木炭の種類や品質、ろ過の回数、時間など様々な要因によって仕上がりの品質が変わるため、メーカーとして一切の妥協を行うことは出来ません。

各メーカーには長年のウォッカ作りで得られたノウハウがあり、ろ過の方法は商品やメーカーごとに全く違います。

ウォッカの主な生産地

主な生産地はロシア、ポーランド、フィンランドなどの寒い地域です。ウォッカと聞くと「寒さを紛らわせるために飲んでいるお酒」というイメージが強いですが、その想像通り寒さが厳しい地域で生産・消費されています。

本当か嘘か眉唾物の話ですが、本場ロシアでは「ミネラルウォーターよりもウォッカの方が消費量が多い」なんて噂もあるくらいです。

ただ、ウォッカの全てが寒い地域で生産されているわけではありません。原料となる大麦や小麦は世界各国で生産されているので、ウォッカの生産自体はどの地域でも行うことは出来るのです。

中には日本で生産されているウォッカもあり、炭酸水で有名なウィルキンソンや、大手お酒メーカーのサントリーが販売しているウォッカは主には日本国内で作られています。

まとめ:ジンとウォッカの違いは風味と製法にアリ

ウォッカ

ここまでの調査で、ジンとウォッカの違いは風味と製法にあるということが分かりますね。

 

まずは風味について説明していきます。

ジンとウォッカとも味が薄いのは共通していますが、香りについては明確な違いがあり、ウォッカが無臭なのに対してジンは香辛料のような刺激的な香りを持っています。

ジンはジュニパーベリー(ネズの実)によって香り付けがされており、このジュニパーベリーは胡椒のような香りを持ち、その香りを移されたジンも同様に香辛料のような独特な香りを発するようになります。

対して、ウォッカは精々アルコールの匂い程度しか嗅ぎ取ることは出来ず、鼻を近づけなければ匂いが全く分からないほどです。

このように、味わいが薄いのは両者とも共通していますが、香りについてははっきりと分かる違いがあります。

 

次に製法の違いについてです。

ウォッカのジンの違いは「ろ過を行っているか」「香料を入れているか」という2点があります。

・ろ過を行っているか

ウォッカが風味を消すためにろ過を行っているというのは既にお伝えしましが、対してジンはろ過を行ってはいません。ジンが無色透明なのは蒸留過程で不必要な成分を取り除いているからです。

 

・香料を入れているか

ウォッカは基本的に香り付けをされませんが、ジンはジュニパーベリーによって香辛料のような香り付けがされます。ウォッカの中には香り付けがされている商品もありますが、伝統的なウォッカは無味無臭が原則です。

ジンとウォッカは飲み方によって使い分けよう

今回の記事では、ジンとウォッカには「製造方法による違い」「風味の違い」の2つが存在することが分かりました。

似ているようで少し違うジンとウォッカですが、それぞれ飲み方によって使い分けるのが良いでしょう。

それぞれカクテルにするのが一般的ですが、お酒の風味を薄くしたいのであればウォッカを、独特な香辛料のような香りを楽しみたいのならジンでカクテルを作るのをおススメします。

どちらも美味しいカクテルばかりなので、ぜひ試してみることをおススメします!

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