【最新版】圧縮・解凍ができるフリーソフト7選!

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圧縮・解凍ソフトは、zipやrar、7zなどの形式でファイルを圧縮・解凍するためのツールです。

特にWindowsやMacOSの標準機能が対応していないrarや7z形式のファイルを扱いたい場合に便利で、多くのフリーソフトが対応しています。

この記事では代表的な圧縮・解凍ソフトを紹介し、それぞれの特徴や使用方法、選び方を解説します。ファイルの管理や転送を効率的に行うために、ぜひ参考にしてください。

 

圧縮・解凍ソフトとは?

アイデア

圧縮・解凍ソフトは、ファイル転送時に使われる「zip」や「rar」、「7z」などの圧縮ファイルを作成・解凍するためのソフトです。

圧縮ファイルについては、よく使われる「zip」形式であればWindowsやMacOSなどの標準機能としてサポートしているため専用のソフトなしで圧縮・解凍が出来ますが、「rar」や「7z」などについては対応しているフリーソフトが無ければ圧縮・解凍ができません。

詳しくは後述しますが、代表的な圧縮・解凍ソフトには「7-Zip」や「Lhaplus」、「WinRAR」などがあります。これらはZIPやRAR、7zなどの形式に対応しており、こうしたソフトを使用することでzip形式以外のファイルについても圧縮・解凍を行うことが可能になります。

 

おすすめの圧縮・解凍ソフト

それでは、ここからはおすすめ圧縮・解凍ソフトを紹介していきます。

圧縮・解凍ソフトの選び方としては、一番重要なのが「使用したい圧縮・解凍形式に対応しているソフトを選ぶ」ということです。例えば7z形式でファイルを圧縮したい場合は対応している「7-zip」や「PeaZip」を選ぶのが良いですし、rar形式で圧縮がしたければ「WinRAR」を選ぶのが良いでしょう。

 

1. 7-Zip

  • 特徴: ファイルの圧縮形式の中でも特に圧縮率が高い「7z形式」を利用できるのが特徴の、オープンソース型のファイル圧縮・解凍ソフトです。ファイルの圧縮方式は7zの他にも様々な形式をサポートしているため、こちらのソフト1つあればファイルの圧縮や解凍に困らなくなります。
  • 対応形式:
    • 圧縮・解凍ができる形式: 7z、zip、gzip、bzip2、tar、xz、wim
    • 解凍しかできない形式: rar、cab、iso、arj、lzh、chm、z、cpio、rpm、deb、nsisなど。
  • メリット:
    • 圧縮率が非常に高い「7z」形式でファイルの圧縮が可能。
    • 多くの圧縮・解凍形式をサポートしている。
    • パスワード保護やファイルの分割などの機能も搭載しており、オープンソースなので信頼性が高い。
  • デメリット:
    • 特になし

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2. WinRAR

  • 特徴: rar形式での圧縮に対応しており、他にも使用頻度が高い7z形式やlzh形式の解凍にも対応しています。インストール後の40日は試用期間として無料で使用でき、その後有料版の購入を促すポップアップが表示されるようになりますが、無視すれば無料でいつまでも使用可能です。
  • 対応形式:
    • 圧縮・解凍ができる形式: rar、zip
    • 解凍しかできない形式: 7z、cab、tar、gzip、bz2、iso、arj、lzh、uue、jar、xz、z、aceなど
  • メリット:
    • ファイル分割等ができる便利な「rar」形式での圧縮が可能。
    • メジャーどころの圧縮形式は全て対応している。
    • パスワード付きの暗号化圧縮や分割圧縮も可能。
  • デメリット:
    • 試用期間が過ぎた後の購入を促すポップアップが邪魔

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3. PeaZip

  • 特徴: エクスプローラーのような画面と操作感が特徴のオープンソース型の圧縮・解凍ソフトです。対応形式として7z、rar、lzhなどメジャーどころは網羅しており、かつ基本的なファイル管理機能も搭載しているため、ソフト内の操作でファイルをコピーしたり削除したりすることも可能です。
  • 対応形式:
    • 圧縮・解凍ができる形式: 7z、zip、pea、arc、bz2、gz、paq、zpaqなど
    • 解凍しかできない形式: rar、ace、arc、arj、cab、iso、lzh、udf、vhd、xarなど
  • メリット:
    • 7-Zipと同じく高圧縮率な「7z形式」での圧縮が可能。
    • ファイルの管理機能もあるため、ソフト内でファイルのコピー・削除等の操作ができる。
    • ファイルの暗号化など、セキュリティ面でも優れた機能がある。
  • デメリット:
    • インストール直後は英語表示なので、自分で日本語に変更する必要がある。

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4. Lhaplus

  • 特徴: 日本製の無料圧縮・解凍ソフトで、主に「lzh」形式の圧縮ファイルを作成する用途で使用されることが多いです。2000年頃まではlzh形式の方がzip形式よりも使用頻度が高かったこともあり、lzhでの圧縮・解凍が出来るこちらのソフトについては多くの人から利用されていました。現在はlzh形式でファイルを圧縮するのは避けた方がいいですが、解凍ソフトとしては非常に便利です。
  • 対応形式:
    • 圧縮・解凍ができる形式: zip、lzh、cab、tar、gz、bz、jarなど
    • 解凍しかできない形式: rar,、bz2、ace、arc、arj、taz、z、zoo、mimなど
  • メリット:
    • 使用されることが多い「7z形式」や「rar形式」についても解凍が可能。
    • 右クリックから簡単に圧縮・解凍ができ、初心者にも操作しやすい。
    • パスワード付きZIPファイルの作成など、基本的な機能は揃っている。
  • デメリット:
    • lzh形式についてはセキュリティ上の問題が発生し、2010年ごろから使用が非推奨となっている。
    • 7z、rar形式については圧縮が出来ないため、解凍ソフトとしては良いが圧縮ソフトとしては使いにくい。

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5. CubeICE

  • 特徴: 日本で開発された無料の圧縮・解凍ソフトで、CubePDFなどのCubeシリーズを制作している会社の製品です。他の圧縮・解凍ができるフリーソフトには無い便利な機能が色々ついており、かなり使い勝手はいいです。
  • 対応形式:
    • 圧縮・解凍ができる形式: zip、7z、tar、gzipなど
    • 解凍しかできない形式: rar、iso、lzh、cab、bz2、arj、uue、aceなど
  • メリット:
    • 日本の会社が作成しているソフトなので信頼性・安定性が高い。
    • 7z形式での圧縮や、rar、lzhの解凍に対応しており利便性が高い。
    • 解凍後の元ファイル自動削除の機能など、便利な機能が多い。
  • デメリット:
    • 画面に広告が出ることがある。
    • 多機能な分、他のソフトより動作が重い

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6. Explzh

  • 特徴: 日本製のフリーソフトで、特にセキュリティ機能が充実している圧縮・解凍ソフトです。Windows向けで、パスワード付きのZIPファイルの作成や電子署名機能などが特徴です。商用利用も無料です。
  • 対応形式:
    • 圧縮ができる形式: zip、7z、cab、tar、gzip、bz2など
    • 解凍しかできない形式: rar、iso、lzh、arj、uue、ace、xzなど
  • メリット:
    • ZIPファイルのパスワード保護や、ファイルに電子署名を施す機能があり、セキュリティ面が強化されている。
    • 複数ファイルの一括圧縮や解凍などの機能も搭載されている。
  • デメリット:
    • 個人利用なら完全無料だが、商用利用の場合はライセンス購入の必要がある。

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7.+Lhaca

  • 特徴: 日本製の圧縮・解凍ソフトです。デスクトップに作成された+Lhacaのアイコンにファイルをドラッグ&ドロップするだけでファイルの圧縮・解凍が出来るので、操作が簡単でPCが苦手な方でも使いやすいです。圧縮ファイルの形式のうち、rar、7zについては解凍のみ可能ですが、普段使いであれば十分だと思います。
  • 対応形式:
    • 圧縮ができる形式: lzh、zip
    • 解凍しかできない形式: rar、7z、tar、gzip、cab、arj、lhaなど
  • メリット:
    • アイコンにファイルをドラッグ&ドロップするだけで圧縮・解凍が出来るので、PC初心者でも使いやすい。
    • 右クリックからの操作も可能で、手軽に圧縮・解凍が行える。
  • デメリット:
    • 圧縮可能な形式が限られているため、圧縮用途で使用するには不便。

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TIPS:主なファイルの圧縮形式について

ここまでの内容で「おすすめの圧縮・解凍ソフト」について紹介しましたが、その中で「rar形式」や「7z形式」などという言葉が出てきたと思います。

これらは「zip形式」と同じファイルの圧縮形式の種類ですが、具体的にどういったものかご存じない方も多いと思います。

ここからは補足事項として、現在使われることの多い圧縮形式である「zip形式、rar形式、7z形式、lzh形式」の概要について説明を行っていきます。

 

zip形式

zip形式はWindowsやMacOSでも標準機能で圧縮・解凍ができるファイルの圧縮形式です。zip形式であれば今回紹介したような追加のフリーソフトなしで圧縮・解凍が可能なため、ファイルの圧縮形式の中でもダントツで使用率が高いです。

前述したようにOSの標準機能で取り扱うことが出来るため非常に便利ではありますが、通常のzip形式は「4GBファイルしか扱えない」や「圧縮したファイルは分割できないため、容量制限のある手段(メールやオンラインストレージ)での受け渡しが不便」という制限があるため、容量のファイルは圧縮しにくいというデメリットがあります。

上記の問題については、他のファイル圧縮形式では容量制限がなかったり、圧縮後のファイルを分割して保存できたりするので、大容量ファイルについてはzipではなく他の圧縮形式が使われることが多いです。

 

▼zip形式についてはこちらの記事で解説しています。

【解説】圧縮ファイルの「zip」とは何?使用するメリットとデメリットについて!
ファイルの圧縮方法の代表的なものが「zip」と呼ばれる形式で、国内外問わずにたくさんの人がこの形式での圧縮ファイルを利用しています。この記事ではそうした「zip」ファイルについて、「zip」を使用するメリットや「zip」を圧縮・解凍できるフリーソフトなどを紹介していきます。
 

rar形式

rar形式はzip形式よりも高い圧縮率と、破損データの自動修復機能やファイル分割機能を持つ圧縮形式で、現在ではzip形式の次に普及しています。

先述したzip形式のデメリット(ファイル容量に制限がある、圧縮後のファイル分割が出来ない)を改善した方式のため、主にインターネットで大容量のファイルをやり取りする際に使用されることが多いです。

zipに次いで利用頻度が高いということもあり、殆どの圧縮・解凍ソフトではrar形式による解凍は対応しています。ただ、rar形式での圧縮が出来るフリーソフトは「WinRAR」のみです。

 
▼rar形式についてはこちらの記事で解説しています。
 

7z形式

7zは極めて高い圧縮率と、強力な暗号化機能やファイル分割機能を持つ圧縮形式です。

7zが開発されたのは2000年ごろでファイルの圧縮形式の中でも新しい方の規格ですが、「当時既にrar形式が存在していたこと」や、「翌年2001年にzip形式による圧縮・解凍が標準サポートされたWindows XPがリリースされた」こともあり、当時はあまり広まることはありませんでした。

ただそれから徐々に知名度は高くなり、現在ではzip形式やrar形式よりも高い圧縮率を誇るため、非常に大きなファイルを圧縮する際に利用されることも多いです。

 
▼7z形式についてはこちらの記事で解説しています。
 

lzh形式

lzhは1988年に日本で開発されたファイルの圧縮形式です。現在主流のzip形式よりも1年早く開発されたこともあり、WindowsやMacでzip形式が標準サポートされるまでは日本国内で主流のファイル圧縮形式でした。

そのため、日本国内で開発されたフリーソフトでは殆どのものがlzhの解凍をサポートしています。また、lzh形式による圧縮ができるフリーソフトも非常に多いです。

現在はセキュリティ上の問題により使用されていませんが、古いサイトからダウンロードしたファイルなどはいまだにlzh形式で圧縮されていることもあります。

 
▼lzh形式についてはこちらの記事で解説しています
 

まとめ:圧縮・解凍ソフトを使ってファイルの管理を行おう

今回の記事では、ファイルの圧縮・解凍ができるおすすめのフリーソフトを紹介していきました。

WindowsやMacOSの標準機能でもzip形式のファイルの圧縮・解凍は出来ますが、今回おすすめしたソフトをインストールすれば、zip形式よりも高い圧縮率のrar形式や7z形式のファイルの圧縮・解凍が可能になります。

受け取った圧縮ファイルの解凍に使ってもいいですし、大容量の写真や動画ファイルを圧縮すればPCの空き容量を増やすことも出来ます。

ぜひ今回紹介したソフトを使用して、ファイルの圧縮・解凍を行ってみてください。

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