近年、グローバル化により英語を使う仕事が増えてきています。出世の条件として「TOEIC600点」などを掲げる企業も徐々に増加しており、英語のスキルを持った人材の価値はますます上昇していくことになるでしょう。
英語を勉強するのであれば、自由に使える時間の多い大学生の間がおススメです。英会話スクールや語学留学など、大学生には英語学習に使える時間がたくさん存在します。また、大学4年生から行う就職活動にも非常に役に立つ能力なので、ぜひ学生のうちに勉強をしておくのが良いでしょう。
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【結論】英語が話せれば色々と有利になる
テレビのニュースや教育の現場から、「大学生は英語を勉強すべき」という意見を多く見かけるようになりました。近年はグローバル化の発展が目覚ましく、国際的なコミュニケーションを行うためにも、英語を話せる能力が求められるケースが多いようです。
結論から書くと、大学生は英語を勉強するべきだと思います。そのメリットとしては以下の3つがあります。
- 英語を使った仕事が出来るようになる
- 外国人の友達が増える
- 手っ取り早く評価されるようになる
これから日本の国際化は急速に進んでいくと考えられています。2020年の東京オリンピックを始め、訪日観光客数も年々急激に上昇しているデータもあります。そうした時代の流れの中で、英語を話す外国人の方と交流を持つ機会は少なからずあることでしょう。
これからの国際化を考えて、世界共通語である英語を勉強しておけば人生で有利になる可能性は高いと言えます。大学生はついつい遊びたくなってしまいがちですが、時間のある学生時代だからこそ英語の勉強をしておくのが良いかもしれません。
日本人と英語の関連性
よく日本のニュースなどで流れているのが「日本人は英語が喋れない人が多い」というものですね。日本の英語教育について指摘したものが多く、あなたも一度は目にしたことがあると思います。
では、英語を話せる日本人が少ないというのは本当なのでしょうか?
EF EPI(EF英語能力指数)が行っている「国別の英語能力調査」の結果を交えて、日本人の英語力のレベルを見ていきましょう。
英語が話せる日本人の割合
一般的に、英語を話せる日本人の割合は2割以下と言われています。
正確なデータを提示できずに申し訳ありません。英語を話せるかどうかは実際に外国人とコミュニケーションを行わないといけないので、データとして集計するのは難しいようです。日本国民のすべてに調査を行うには時間とお金が掛かりすぎます。そこまで時間とお金をかけてまで行う理由は無いのでしょう。
この数値を見て「多い」と考えるか「少ない」と考えるかは人それぞれでしょうが、実際はもっと少ないものになるでしょう。
日本の英語教育の欠点と言われていますが、日本人の中には「英語を書けても、喋ることができない」人が一定数存在します。そうした日本人が存在する以上、外国人と英語で会話できるレベルの能力を持つ人の割合はもっと低下することでしょう。
恐らく、実際に英語を話せる人の割合は1割以下だと思います。
英語力の世界ランキングにおける日本の順位
EF EPI(EF英語能力指数)の2018年の調査によると、日本の英語力ランキングは49位でした。この調査は国民の英語力を測るために行われており、英語を母国語としている国を除いて順位が付けられています。
ランキングとは別に能力レベルという基準付けも行われており、日本は低い英語能力と評価されています。「非常に高い」「高い」「標準的」「低い」「非常に低い」の5段階で構成されており、日本は下から2番目の位置づけとなっています。
また、アジアでの日本の順位は11位/21位でした。日本は学校教育での英語学習が積極的に行われているにも関わらず、それほど高い順位ではありませんでした。
英語力の国別ランキング
引用:EF EPI(EF英語能力指数)
英語を勉強する3つのメリット
英語を勉強するメリットは以下の3つがあります。
- 英語を使った仕事が出来るようになる
- 外国人の友達が増える
- 手っ取り早く評価されるようになる
これからそれぞれのメリットを解説してきますね。学ぶメリットを理解していれば、自ずと勉強にも力が入るようになるのではないでしょうか?
POINT① 英語を使った仕事が出来るようになる
英語を話せるだけで、将来行える仕事の幅が大きく広がります。
英語を活用した仕事は主に以下のようなものがあります。
- 翻訳・通訳
- 外資系の会社
- 日本語教師
- 航空会社・旅行会社
一般企業に入社するにしても、英語の能力があれば対応できる仕事の幅が広がります。商社や航空会社などでは英語を活用する機会が増え、英語を話せる人材はどこの企業でも必要とされています。
また、それ以外の働き方でも英語が話せれば有利になります。例えば翻訳や通訳の仕事が一般的でしょうか。フリーランスとして自分に合った働き方が出来る仕事も多いので、働き方自体にも大きな影響を及ぼします。
POINT② 外国人の友達が増える。
英語を話せると、外国人の友達をたくさん作ることが出来ます。
大学生で最も身近なのが「日本に来ている留学生」でしょうか。普通の人では遠巻きに見守ることしかできない彼らも、英語が話せるだけで積極的に話しかけることが可能です。
外国人の友達を増やすメリットは様々なものがありますが、一番大きいのが「他の国の知識や考え方を吸収できる」ということでしょう。
日本に住んでいる私たちは、日本人としての常識や考え方しかできません。一生を日本で過ごすのなら不都合にはなりませんが、仕事の都合で海外に行くこともあるでしょう。そうした際に他の国の考え方を知っておけば上手く対応することが可能です。
近年はグローバル化が進んでおり、異なる国や人種の考え方を知ることは決して不利にはなりません。事前に意識の違いを学んでいれば簡単に対応できますし、外国人とのコミュニケーションも有利に行うことが出来るようになります。
POINT③ 英語が出来れば手っ取り早く評価される
個人的に最も大きなメリットだと思います。英語が話せるだけで周囲の人からは「英語を話せるってすごいね!」と認識されますし、英語を話せる人が周りに少ないほどそれが顕著になります。
既に話した通り、英語を話せる日本人の割合は非常に少ないです。そのような中で英語を話せる人が身近に居たら、あなたはどう思うでしょうか?
きっと「英語が話せるなんてすごいね!」と思うのではないでしょうか。なんとなく英語が出来る人はすごいという固定概念がありますし、出会ったばかりの相手でも、英語が出来るだけで有能な人材だと思われる可能性は高いでしょう。
もちろん地道に仕事を続けて評価を上げることも重要ですが、英語が出来ればそれだけで評価が上がります。手っ取り早く良い評価を貰いたい場合は英語の勉強をすることをおススメします。
大学生の中には、これから就活を行うことになる人も多く居るでしょう。そうした中で「英語が話せる」というのは大きなアドバンテージになりますし、第一志望の企業に入社できる可能性はグンと上がります。
英語を勉強する際には目標設定をしっかりと
「じゃあ英語の勉強を始めてみようかな~」と思っても、必ず順調にいくわけではありません。中には途中で挫折をする人も多く見かけてきました。
そうした人の特徴は「段階的な目標設定をしていない」ことですね。最終的な目標はおそらく皆さん同じで、英語を話せるようになりたいのでしょう。しかし、いきなり英語を話すという目標を立てても達成することは不可能です。
まずは「TOEICで600点を取る」などの基礎的な目標を立て、最後に「英語が話せるようになる」という目標を持つべきです。ここで挙げるのはあくまで一例ですが、ぜひ参考にしてみてください。
STEP① TOEICで600点を目指す
まずはTOEICで600点を目指すのが良いでしょう。TOEICの点数=英語が話せるという訳ではありませんが、英語を喋れるようになるためには一定以上の知識が必要なのも当然です。
TOEIC600点は「英検2級 or 準2級、ゆっくり話してもらえばスピーキングも理解できる」程度の能力と言われています。勉強期間としては半年間集中して勉強を行えばクリアできると言われており、英語学習の入り口としてはまずまずの難易度でしょう。
とはいえ、TOEICで高得点を取っただけで英語を喋れるようになるとは限りません。先ほど「英語書けるが喋れない日本人」が多いと書いたように、TOEICの勉強をしているだけでは英語を話すことは難しいでしょう。
実際に外国人の方と話したりして、実践的な会話技術を磨いていく必要があると言えます。
STEP② 海外ドラマ・洋画でリスニングの勉強をする
TOEICで600点を達成した後は海外ドラマや洋画でリスニングの勉強をするのがおススメです。先ほど述べたように、「英語を書けるが喋れない日本人」は数多く居ます。特に英語を勉強する方はライティングを重視して学習を進める傾向にあり、会話で必要なリスニングの能力が欠けているケースが少なくありません。
手っ取り早くリスニング能力を付けるためには、海外ドラマや洋画で聞く力を向上させるのが一番です。もちろん英会話スクールなどに通うのも一つの手ですが、お金がかからず、かつ空いた時間で手軽に行えるのがおススメな点です。
STEP③ 海外留学を経験する
最後に、英会話で必要なスピーキングの能力を鍛えるために海外留学に行くのがおススメです。先述したように、英語を勉強する日本人はリスニングとスピーキングの能力が不足しているケースが多数です。「STEP② 海外ドラマ・洋画を見る」でリスニングの能力を鍛え「STEP③海外留学を経験する」でリスニング能力を鍛えるようにしましょう。
英語を勉強するための留学では、フィリピンが最も人気が高いようです。物価が安いため滞在費用が抑えられ、お金を節約したい学生にはピッタリの国と言えるでしょう。現地で話されている英語も他の国に比べて聞きやすく、英語学習も効率的に進められると言われています。
また、あなたの通う大学と交換留学を行っている大学もあります。滞在費用や単位取得の面で有利になることが多いので、留学を検討する際には大学の留学情報などを確認しておくのが良いでしょう。
動くなら今! 成功のカギは英語学習にある!
決して英語至上主義なわけではありませんが、大学生が英語を勉強するメリットは数えきれないほど存在します。これから国際化が進んでいくことも考えると、高い英語スキルを持った人材の確保には、多くの企業が頭を悩ませていくことになるでしょう。
大学生は、4年間で何をするのも自由です。気の合う友達と遊びに行ったりする人もいれば、将来のために資格や技術の勉学に励む人もいます。勉強をしなくて叱る人もいないので、すべての決断が自分自身に委ねられます。
ならばこそ、大学4年間のうちに勉強をしておくことをおススメします。
別に英語のみを勉強する必要はありません。英語学習が辛ければ、他の資格を学ぶことも視野に入れると良いでしょう。