これから大学生になる方が共通して抱える悩みが、「大学で友達が作れずにボッチになってしまったらどうしよう……」ということです。誰が言い出したかは分かりませんが、「大学で友達が作れないと試験で詰む」なんて言葉を聞くことも少なくありません。
しかし、本当に大学で友達を作らなければいけないのでしょうか? 試験や進学への影響などを踏まえて調査を行っていきます。大学で友達が出来ないことに悩む大学生の方や、大学で友達を作っていけるか心配な方はぜひ参考にしてください!
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大学で友達を作る必要はあるのか?
結論から言うと、出来る限り大学では友達を作っておくべきです。
それも「友達がいれば大学生活が楽しくなるよ!」なんていう曖昧な理由ではなく、もっと重要な理由が存在しています。
大学生が友人を作るべき理由、それは「単位を取りやすくするため」です。
というのも、大学の単位を取るためには情報の共有が重要となるケースが多いからです。分かりやすいものを例に挙げると、「試験範囲」「休んだ時の授業内容」「成績の付け方」「簡単に単位が取れる授業」などがあり、これらの情報を収集できないぼっち大学生には単位取得の難易度が跳ね上がります。
「別に授業はサボらないし試験範囲も教授に聞きに行くから大丈夫」という方なら友達を作る必要はないでしょうが、多くの方はそうではありません。
病気や急用で授業に行けなくなることもありますし、ついうっかり試験範囲を聞き逃したまま試験前日になることもあります。
そういった不測の事態に遭遇した際に大切なのは「いかに他人の力を借りれるか?」と言うことです。友達が居れば急に授業に行けなかった場合にも対応が効きやすいため、出来る限り大学では友達を作っておくことをおすすめします。
もし「友達といると疲れるから大学では一人でいたい……」という場合でも、大学の教授と仲良くなるなど、情報の入手手段を持っておくことが大切と言えるでしょう。
大学で友達を作らないメリット・デメリット
それでは、ここからは「大学生が友達を作るメリット・デメリット」を詳しく紹介していきます。
大学生活で友達を作るメリットは計り知れないほど多くありますが、反対にデメリットが一切存在していない訳ではありません。
例えば友達と遊びにいくことによってお金がかかり、趣味に投資するお金が無くなってしまうなどの弊害もあるでしょう。
友達を作るメリット・デメリットをきちんと把握して、自分の交友関係の広さにつなげていく必要があると言えますね。
ぼっち大学生のメリット
・交際費が掛からない
大学生をしていると意外にお金がかかる場面が存在し、その1つが「友達に誘われて遊びに行くとき」です。一度の遊びで五千円程度はお金がかかり、お金に余裕のない方や趣味にお金を掛けたい方にとっては歓迎出来ないことでしょう。
普段の遊びならそこまで大金が飛んでいくこともありませんが、時には旅行などの数十万円単位で費用の掛かる遊びに誘われる場合もあるでしょう。お金がないという理由で断り続けると友情に亀裂が走る場合もあるので、いっそのこと友達を作らないのも一つの手かもしれません。
・時間に余裕が出来る
上記の交際費と似ていますが、友達を作ることによって遊びに時間を取られるようになるというデメリットも発生します。高い勉強意欲を持っている方や他にやりたいことがある方にとっては嬉しくはないと思います。
また、それ以外にも「好きな時間に大学に行ける」というメリットもあります。友達と一緒に行動していた場合はどうしても自分の好きなように動くことは難しくなるため、自分の時間を大事にしたい場合は一人で行動するのもアリでしょう。
・人間関係に気を使わなくていい
これまでの中学生活や高校生活で人間関係に苦労してきたのであれば、敢えて友達を作らずに一人で過ごすという方法もあります。どうしても他の人と一緒にいるときは気を遣う場面も出てくるので、そういったことが嫌いな方は孤高を貫くのも良いでしょう。
ぼっち大学生のデメリット
・単位を取るのが難しくなる
ボッチ大学生と友達の多い大学生、当たり前ですが後者の方が単位取得の難易度は低いです。大学生になると出席が自己管理となるケースが多いため、ついつい授業をサボってしまう人も多く居ます。そうした際に同じ授業を取っている友達が近くにいると、自分が休んだ日のノートを見せてもらうことも可能になるため、多少休んでも試験へ影響が出ることはないでしょう。ボッチ大学生の場合はノートを見せてもらう相手がいないため、もし休んでしまえば一回分の授業が全く分からない事態となってしまいます。
また、友達がいれば「取るのが簡単な単位」などの情報も入ってきやすくなります。大学の授業は担当教員によって難易度が変わる場合も多く、選択する授業の難易度が単位取得の難しさに直結する場合も多いです。出来れば簡単な単位をとっておきたいと思うのが人間の性でしょうし、そのためには友達を作るのが一番の近道と言えるでしょう。
・一人が恥ずかしい
一人で過ごすことに慣れている方でも、時には他の大学生たちが仲良くしている姿を見て胸が痛むときもあります。ずっと一人で行動をしていると他人の目線が気になるようになり、「あの人いつも一人じゃない……?」と言われているかのような錯覚を引き起こすことでしょう。
特に辛いのが、お昼時の込み合った食堂で一人でご飯を食べる時でしょう。周りは何人かのグループでいっぱいなのに自分は一人でご飯を食べているときなど、なぜか無性に恥ずかしい気持ちになってしまいます。そういったことが気にならない性格なのであれば大丈夫ですが、そんな人はあまり多くはいないでしょう。
大学でボッチにならないための方法
ここまでの記事では「進学や勉強に有利だからなるべく友達は作った方が良い」という結論にたどり着きました。
しかし、作れと言われて作れるほど友達は簡単なものではありませんよね。
ここからは「大学で効率的に友達を作る方法」を見ていきます。
これから友達づくりを行おうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
入学式は友達づくりのねらい目
まず真っ先に狙うべきは入学式の当日です。大学によっても変わりますが、4月の1~5日までの間である場合が多いでしょう。
入学式を狙う理由としては、「他の新入生にも友達がいない状態だから」ということが一番に挙げられます。他の学生も友達を探している状況なので、仲良くなれる可能性は非常に高いと言うことが出来るでしょう。
入学式が終わり、本格的に授業が始まってしまうと他の大学生の間でもグループが出来てしまうため、新たに友達を作ることはかなり難しくなります。
なので、大学での友達づくりは入学式で行っておくのが鉄則と言えるでしょう。
サークルに入る
サークルなどに入り、そのつながりで友達を増やしていく方法もあるでしょう。俗に”趣味友”と呼ばれるもので、同じ趣味を共有しているため比較的簡単に仲良くなることができるでしょう。
サークルに入る一番のメリットは、学年を問わず交流関係を築けることです。普通に大学生活を過ごしていると、どうしても同学年の学生ばかりと付き合ってしまいがちです。
先輩や後輩と交流を持つことで、簡単な単位の取り方や新しい価値観なども学べるため、大学では学年を問わずに友人を作っておくことをおすすめします。
同じ授業に出ている人に話しかける
上記2つに比べて難易度は高くなりますが、同じ授業に出ている人に話しかけるという方法もあります。同じ授業に出ている人は同じ学部・学科の学生である場合が多く、これからの学校生活でも一緒に行動することが多くなるでしょう。
同じ授業に出ている人と友達になっておくメリットは、先述した通り同じ学部・学科の学生が多いということです。
大学では選択できる授業が所属ごとに分かれているケースも少なくないため、学部や学科が違うと授業も違ってしまいます。
同じ学部に通っている友人を作っておけば、これからの授業も一緒に受けることが可能になります。
それでもボッチ大学生になった方へ
ここからは、「それでも大学で友達を作りたくない場合はどうすればいいのか?」ということについて解説を行います。
中には人付き合いが苦手な方や、そもそも人と一緒に行動することが好きではない方も存在するため、必ずしも友達を作るのが
大学で友達を作らない場合、授業を休んだ際に情報を共有できる友達がおらず、定期試験に大きな影響を及ぼしてしまう可能性が高いです。
このリスクを回避するために重要なのが、「授業を担当している教授と仲良くなっておく」ということです。
教授と仲良くなっていれば休んだ時の授業内容なども聞きに行けるので、単位取得のために大学で友達を作る必要がなくなります。
結論:大学では情報を共有できる人間関係を築くことが大切
大学では授業選択や出席などがすべて自己責任となっており、これまでの学校生活に比べると「正しい情報の取得方法」がとても大切になります。
簡単な授業の選び方から、試験範囲の情報、成績の付け方など、大学の単位を取るために必要な情報は多岐にわたります。
それらの情報を入手するためには、同じ大学の中で適切な人間関係を築いておく必要があると言えるでしょう。
最善の方法は「同じ授業を受けている友達を作る」ということですが、一人で過ごすことが好きな方もいるため、必ずしも友達を作ることが重要と言い切ることは出来ません。
大学で友達を作りたくない場合は、可能な限り授業を担当している教授と仲良くなっておく必要があるでしょう。
教授と仲良くなっておくと、休んだ日に行われた授業の内容を直接聞きに行くことも出来ますからね。
大切なのは、情報を得られる手段を用意しておくということです。友達にしろ教授にしろ、授業の情報を入手できる経路を持っておくことが単位を取るために必要になってきます。