Chromeを使ってネットサーフィンをしていると、偶に「あれ、なんだか動作が重いぞ……」と感じたことのある方も多いと思います。Chromeは数あるブラウザの中でも比較的動作が重いことでも知られており、パソコンによってはカクつくことも少なくありません。
そこで今回は「Chromeが重くなった時の対処法」についてお話していきます。Chromeを動作が重くなって困っているという方は、是非一度お試しください。
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Chromeが重いときに試してみるべき対処法5選!
対処法① タブの数を減らす
まず一番手っ取り早い解決法として、現在Chromeで開いているタブの数を減らしてみましょう。パソコンでネットを見ていると、ついつい色々なサイトを覗くため沢山のタブを開きがちですが、必要のないタブの数を減らすだけでもかなり動作を軽くすることが可能です。
実は、Chromeのタブって意外とパソコンのメモリ容量を圧迫するんですよね。
体感ですが「Internet Exploler」や「Operaブラウザ」等の他のブラウザに比べると「Google Chrome」のタブはメモリ使用量がかなり多いと思います。普段他のブラウザを使っている方はいつもの感覚でタブを開いていると、あっという間にメモリ使用量が100%近くになっていると思います。
対処法② バックグラウンドのソフトを減らす
もしいくつかのソフトをバックグラウンドで起動しているのなら、そちらを消してみるのも良いでしょう。Windowsの「タスクマネージャー」を用いることでバックグラウンドで起動しているソフトを停止させることが出来ます。
タスクマネージャーの起動方法は「タスクバーを右クリック」→「タスクマネージャー」を選択することで可能です。
▼タスクマネージャーの起動方法
▼タスクマネージャーでバックグランドアプリを終了する方法
タスクマネージャーで起動しているアプリを起動して、右下の「タスクを終了」をクリックすることでアプリを強制終了することが出来ます。もし無駄に起動しているソフトがあった場合は強制終了してあげるとパソコンの動作が軽くなります。ただし、ウイルス防止ソフトや「Intel~」とか「windows~」の重要なソフトは強制終了しないようにしましょう。
対処法③ キャッシュや履歴を削除する
長い間Chromeを使い続けるとキャッシュや履歴のデータが溜まってしまい、少しずつ動作が重くなっていくこともあります。キャッシュや履歴のデータはChromeの設定から削除することが出来るので、定期的に削除してあげると良いでしょう。
▼まずはChromeの右上から「設定」を開こう
▼設定画面を下にスライドすると、キャッシュや履歴を削除することが出来る
対処法④ 使っていない拡張機能をオフにする
Chromeで拡張機能を導入している方は、使っていない拡張機能をオフにすることでメモリの使用量を抑制することができます。拡張機能は一つひとつだとそこまでメモリ使用量を圧迫することはありませんが、同時にいくつもの拡張機能を利用している人は試してみる価値はあると思います。
拡張機能のオンオフはChrome画面の右上にある設定欄から行うことが出来ます。
▼Chromeの「その他のツール」→「拡張機能」を選択する
▼インストールしている拡張機能の一覧が出てくるので、オフにしたい拡張機能を選択する
対処法⑤ 『AdBlock』などで広告を削除する
ホームページなどを見ていると画像付きの広告が出てくることがありますが、そうした広告を排除するのもChromeの軽量化に有効です。
特に画像タイプや動画タイプの広告は通信速度を下げたりメモリを消費したりするので、『Adblock』等の拡張機能を使用して広告を映さないようにして挙げると良いでしょう。
>>邪魔なパソコンの広告を非表示にする『AdBrock』の使い方
そもそもなんでChromeが重くなるの?
重くなる原因① パソコンのメモリ使用量が圧迫されている
パソコンには「メモリ」と呼ばれる部品が搭載されており、メモリの処理能力を超えてしまうとパソコンの動作が重くなってしまいます。なので、パソコンの動作を軽くするためには極力メモリの処理能力を消費しないように使う必要があるわけです。
ちなみにパソコンのメモリは、バックグラウンドでソフトを開いたり、Chromeで複数のタブを開くことによってもメモリは消費されます。使っていないソフトを終了したり、Chromeのタブを閉じたりすることでメモリ使用量を開放することが可能になります。
重くなる原因② ネットワーク環境が不安定
Chromeが重い原因がパソコン側のせいでなければ、ネットワーク回線が遅いという可能性も考えられます。快適にChromeを使うための回線速度は5Mbps~10Mbpsといったところで、それ以下だとページの読み込みに時間が掛かってしまうと思われます。
回線速度は「fast.com」などの通信速度を計測できるサイトで見ることが可能です。ここで5Mbps以下の数字が出てくるのであれば、回線速度が必要な値に達していない可能性が高いと見ても良いでしょう。
回線速度を上げるためには、他にインターネットに繋いでいるデバイスを切断したり、ご家族で使っている場合は誰もインターネットを使っていない時間帯に利用するなどの対策を行うことで速度は上昇するはずです。
重くなる原因③ そもそもパソコンのスペック不足
もし「いろんな対処法を試したけど、どれもダメだった!」という場合は、そもそもパソコン自体のスペックが足りていない可能性も考えられます。
Chromeは色々な条件が積み重なることで重くなることはありますが、基本的に単体ならそこまでメモリ使用量を圧迫することは無いはずです。もし対処法をすべて試したけどダメだったという場合は、パソコン自体を買い替えた方が早いかもしれません。
長い間同じパソコンを使い続けていると愛着がわいて離れにくくなるかもしれませんが、パソコンは使い続けるほど性能が落ちていくものなので、消耗品として割り切って使うのがいいかもしれません。一般的に新品のパソコンでも5年ほど使い続ければ寿命が来てしまうので、お持ちのパソコンが寿命に近いようであれば買い替えを推奨いたします。
快適にネットサーフィンをするためには何円のパソコンを買うべき?
こうしたインターネットのブラウザ関連の話をしていると、偶に「快適にネットサーフィンが出来るパソコンって何円くらいするの?」という質問を頂くことがあります。パソコンゲームとかには興味がなく、本当にネットサーフィンくらいにしかパソコンを使わないって方からのご意見ですね。
結論から言うと、最近発売されているパソコンであれば3万円も出せば快適にネットサーフィンが出来ます。パソコン選びで大切なのはCPUやメモリなどの部品ですが、最近は技術の進歩で安いパソコンでもそれなりに高性能なので、ネットを見るだけならわざわざ数十万円もするパソコンを買う必要はありません。