最近、iPhoneでネットを見ていると「カレンダーを追加してください」という風なポップアップが出てくることが多くなりました。
実はこれ、iPhoneユーザーを狙った新しい詐欺の一種です。うっかりOKボタンを押してしまうと、自分のiPhoneのカレンダーに身に覚えのないスケジュールが沢山追加されてしまいます。
追加されたスケジュールには違法サイト・詐欺サイトなどのURLが添付されており、クリックしてしまうと個人情報が抜き取られてしまったりウイルスが送られてくることがあります。
この記事では、そんなiPhoneのカレンダーウイルスの対処方法について解説を行っていきます。iPhoneでカレンダーウイルスに遭遇して困っているという方は、ぜひお読みください。
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iPhoneのカレンダーウイルスとは?危険性はあるの?
最近被害報告が急増している新しいスパムの種類として「カレンダーウイルス」と呼ばれるスパムが存在します。この手口のスパムが報告されるようになったのは2020年の夏ごろからで、iPhoneユーザーのみが被害を受けているという特徴があります。
カレンダーウイルスはiPhoneでsafariなどを用いてネットを見ている時に発生し、「カレンダーを追加してください」等の文言でユーザーをだますのが特徴です。
そして一度カレンダーに追加されてしまうと、カレンダーの機能を通じて詐欺サイトのURLを送り付けられたり、短時間に何度も通知を送り付けられるなどといった被害が生じてしまいます。
もしダウンロードしてしまっても直ちに被害が出るようなものではありませんが、放置しておくのはリスクが高いため、出来る限り早めに削除することをおすすめします。
iPhoneのカレンダーウイルスを削除する方法
STEP.1 ホーム画面から「設定」を開き、「カレンダー」の欄をタップする
STEP.2 「アカウント」→「照会したカレンダー」→「削除」を行う
これで削除は完了です。削除を行った後は、アカウントの欄からしっかり問題のカレンダーが消えているかどうか確認しておきましょう。
また、アカウントで表示されるカレンダーには、GoogleやYahooのアカウントの予定と同期をするために存在しているものも存在します。削除をする場合には、ウイルスによって追加されたカレンダーなのかをしっかりと確認しておきましょう。
iPhoneのカレンダーウイルスを防ぐためには
防止策① カレンダーの表示が出ても絶対に「OK」をタップしない
カレンダーウイルスを防ぐ方法の一つとして、もし「カレンダーを追加しますか?」という選択肢が出ても絶対に「OK」をタップしないようにしましょう。
このようなカレンダーウイルスに留まらず、コンピューターウイルスはユーザーがダウンロードを行わない限り危害を及ぼすことは少ないです。
デバイスを使用しているユーザーが気を付けていればウイルスのダウンロードは回避できることが多いので、よく分からないものには「OK」を押さないようにすることが大切です。
防止策② 安全でないサイトや、違法サイトを閲覧しない
そもそもこうしたカレンダーウイルスなどのスパムの殆どは、安全ではないサイトや違法サイトなどで発信されています。
当然ながら普通のサイトはユーザーにスパムを送り付けることはしないので、必然的にスパムを送っているのはまともじゃないサイトばかりです。
特に海外製のサイトで被害を受けるケースが多く、スパムやウイルスの被害を減らすためには「外国語で書かれているサイト「や「不自然な日本語のサイト」にはアクセスしない方が身のためでしょう。