『Uber』ってなに? 人気急上昇中のタクシーサービスのメリットと海外での利用について

Uberパソコン&スマホ

あなたはUberという配車アプリを使用したことはありますか? 一般のドライバーが自分の車を使って行うタクシーサービスのようなもので、日本でも徐々に存在が広まっています。操作はすべてスマートフォンのアプリで行うことができ、料金も普通のタクシーに比べるとかなり割安です。

今回の記事では、Uberを使用するメリットや注意点、海外での利用についてまとめます。

Uberとは?

 

Uberとは、簡単に言うと「一般のドライバーが自家用車を使って行うタクシーサービス」のことです。ただドライバーになるだけではなく、もちろん乗客としてサービスを利用することもできます。

このサービスが開発されたのは2009年3月のことです。当時はタクシーと言えばタクシー会社に所属するプロの方が大半の時代なので、一般の方が運転するタクシーと言うのはかなり目新しいサービスでした。

しかし、それも時間が経つにつれて徐々に受け入れられるようになり、現在では世界中で112億7000万ドル(約1.2兆円)の売上があるようです。利用者も年々増加しており、70カ国・地域の450都市以上でサービスの利用がされています。

 

Uberの最大の特徴は、とにかく普通のタクシーよりも安いこと。一般の方が運転することに不安はあるかもしれませんが、Uberでは乗客とドライバーに相互評価を行わせることで、両者の信頼性を確保しています。

利用するメリット

相互評価制で信頼できるドライバー・乗客と会える

 

Uberには独自の評価システムによって、ドライバーと乗客の二者が相互評価を行います。

従来のタクシーでは「領収書を発行せず料金を水増しする」「わざと遠回りで目的地まで向かう」などのトラブルが発生することも問題視されていましたが、Uberではそのリスクを極限まで抑えています。

ドライバー・乗客の両者に評価制度が存在し、あらかじめそれぞれの評価を見ることが出来るので、相手の評価を見て取引をするか決めることが出来ます。

例えば評価の悪い乗客が居れば、ドライバーは連絡が来た仕事を断ることも可能なのです。反対に評価の悪いドライバーが居れば、乗車をキャンセルすることもできます。

なので「この前乗せた乗客が態度悪かった……」「この前乗ったタクシーの運転が荒かった……」ということに遭遇する可能性は低くなるでしょう!

 

分かりやすく安い支払価格

 

Uberでは、目的地を入力してからドライバーを要請します。

その際に目的地までの料金をあらかじめ計算することができるので、到着するまで料金が分からないタクシーと比べて安心できるシステムとなっています。

計算の中には、「目的地までの到着時間」「ルート案内」なども含まれているので、どんな道を通っていつ到着するのかも十分に把握することが可能です。

もしドライバーが回り道をして料金の水増しを考えていたとしても、目的地までの道のりと到着時間が分かっているので、不正を行うことは一切できません。

 

また、Uberでの決済はキャッシュレスで行われます。

事前に登録したクレジットカードから支払いをするため、支払いの際に小銭の扱いに戸惑ったり、手持ちのお金が足りないことも予防できます。

ドライバー側もお釣り用の小銭を用意する手間も省けるので、非常に効果的な方法だと思います!

よく「タクシーの料金を1万円札で支払ったら嫌な顔をされた」などという話を聞きますが、キャッシュレスだとこういった心配がないので助かりますね!

 

使用する際の注意点

Uberでは信用できる「相互評価制度」によって利用者の満足度を高めることに注力していますが、それでも人が関わる以上ミスは起こります。

もし不測の事態が起きてしまった場合は、決して焦らずに対処するようにしましょう。

以下のURLにトラブルが起きてしまった場合の対応方法が記載されているので、サービスを利用する際には目を通しておくことをおススメします。

 

Uberヘルプ:乗車に関する問題と返金

 

利用者の評価をしっかりと確認しよう

 

ドライバーと乗客のどちらにも言えることですが、必ず事前に相手の評価は確認するようにしましょう!

もちろん利用者の大半はマナーと常識のある人ですが、すべての方がそうとは限りません。中には態度の悪い人や、同じ車内で過ごしたいと思えない人も少なからずいます。

ドライバーも乗客も、そんな相手と取引を取引をしてしまえば、もう一度Uberを利用しようと思う気持ちはなくなるでしょう。

なので、不快な相手とは当たらないように、事前にしっかりと相手の評価は確認しておくようにしましょう!

 

相手の評価は5段階で確認することが出来ますが、評価の低い相手と当たった場合はキャンセルをすることもできます。

☆4以下の相手とマッチングした場合はキャンセルをした方が無難かもしれません。

 

落とし物で後に揉めないように

 

ドライバーの車の持ち物を置き忘れてしまい、後々問題になる場合が少なからずあるようです。

もちろん乗り物を降りた後に気づいた場合でも、ドライバーに連絡を取って落とし物を回収できる場合があります。

しかし、「確実に落とし物が届けられる保証」は残念ながら存在しません。

Uberの公式サイトにも以下の記述があり、落し物は帰ってこない場合もあり、補償なども特に行われることは出来ません。

 

ドライバーは独立した契約者です。降車後に車内に置かれていた物品については、Uber もドライバーも責任を負いません。Uber は物品回収のお手伝いをしますが、ドライバーが遺失物を回収すること、またはそれをただちに受け渡せることは保証できません。

 

落とし物があれば、ドライバーも引き渡しのために時間を割かなければなりません。

例えば乗客が車を降りる際に声掛けを行うなどして、ドライバーもしっかりと忘れ物を未然に予防する取り組みを行うことが重要になります。

 

複数人で利用するときは乗車人数の確認を

 

もちろんドライバーが利用する車種によって乗車可能な人数は変わってきます。

さすがに2ドアの車でUberを使用しているドライバーは滅多にいませんが、4人乗りの軽自動車か、5人乗りの中型自動車かくらいは確認しておきましょう。

使用されている車は5人乗りの普通車が多い印象ですが、偶に4人乗りの普通車もやってきます。

4人以上でUberのサービスを利用する際は、乗車人数の制限をしっかりと確認することが必要です!

 

日本で使っている人はいるの?

 

利用者が年々増えているとは言っても、正直なところ日本での普及率はそこまで高くありません。

徐々に知名度が向上しつつあるものの、いまだ知らない人の方が多いということが課題の一つですね。

サービス自体は2009年に開始されましたが、日本での導入は2013年からと、開始からそこまで期間が経っていないことも原因の1つでしょう。

また、初対面の人を自分の車に乗せることに抵抗感がある方が多いということもあり、ドライバーの数も海外と比べて少ないものとなっています。

 

とはいえ、人口の多い東京、大阪、神奈川、福岡などでは利用者も多く、タクシーを使用するより安くて早い場合もあります。

人口の少ない地方での利用は難しい部分がありますが、都市圏での利用は十分に可能なレベルです。

特に信号や渋滞が多くある都市部ではタクシーの料金が高くなりやすいので、料金の安いUberを利用するのも一つの手だと思います。

 

Uberの本領は海外での使用で発揮される

では、どんな時にUberを使うのが良いのでしょうか?

答えは「海外旅行をする際」です。

一度でも使ってみたことがある方ならお分かりでしょうが、海外のタクシーって正直あまり質の良いものではありません。

中には、日本人の旅行者を狙いボッタクリの金額を請求するタクシーもいてなかなか安心して乗車することは出来ません。

日本人に過度な料金を請求してもクレームに発展しない」と言うのが主な理由だそうです。

そもそも英語が喋れないからクレームを付けられないか、ボッタクリ価格だと気づかないか、面倒ごとを避けるのか、クレームに発展しない理由は様々です。

ただ、現状として日本人相手のボッタクリが多いというのは事実なので、海外旅行ではあまり現地のタクシーは利用したくはありません。

 

そこで便利なのがUberです。

Uberでは厳密な評価システムが存在し、もしドライバーが不正を行った場合、乗客は簡単にクレームを行うことが出来ます。

現地タクシーを利用した場合は少なくとも英会話のスキルが必要ですが、Uberの場合はドライバーの評価をBadにして、Uberの相談窓口で返金の申請を行うこともできます。

「自由に評価できる乗客」が乗っていれば、ボッタクリの抑制にもなるでしょう。

先述した通りUberではドライバーの情報を乗車前に見れるので、評価の高いドライバーを選択することも出来ます!

タクシーでは乗車前にドライバーの情報を確認することは出来ないので、リスクの高い海外ではUberを利用するのが安全でしょう!

 

まとめ

現在は知名度の低さと言う理由から日本での普及が遅れているUberですが、これからドンドン利用者が増えるのではないかと予想しています。

車を持たない若者が増えつつあるということも、Uberのようなタクシーサービスの普及に一役を買うのではないでしょうか。

海外のように、「手軽で安い便利なサービス」として認識される日が来る日も、そう遠くないことなのかもしれません。

 

やはりドライバーが一般の方というだけあって、サービスの利用に二の足を踏んでいる方も多いのだと思います。

ただ乗客だけではなくドライバーとして収入を得ることも可能なので、ぜひ一度チャレンジしてみるのはいかがですか?

 

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