【解説】無線マウスが反応しない・反応が遅いときの原因と対処方法

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無線マウスはコードレスなため手軽に使えて便利な存在ではありますが、その分いろいろな不具合やトラブルが発生することも多いです。使用しているといきなり動作が遅くなったり、ポインターが動かなくなったり、発生する症状もさまざまなものが存在します。

この記事では、そんな無線マウスの不具合やトラブルで悩んでいる方のために「無線マウスの反応が遅いときの原因と対処方法」について解説を行っていきます。

 

無線マウスの反応が悪いときの原因

一口に「無線マウスの反応が悪い」と言っても、その原因にはさまざまな可能性が考えられます。ドライバの破損などのパソコン側の問題であるケースもあれば、周囲の他の無線デバイスと干渉しあっている可能性もあり、詳しくない方からすれば何が問題なのか推測するのは難しいと思います。

では、無線マウスの反応が遅いときにはどのような原因が考えられるのかを見ていきましょう。基本的には無線マウスの反応が悪い原因としては以下の4点の理由が考えられます。これ以降で詳しく解説を行っていくので、原因をしっかり把握しておくようにしましょう。

原因① バッテリー切れが近い
原因② ドライバが正常に機能していない
原因③ 他の無線デバイスと電波が干渉している
原因④ USBレシーバーがキチンと接続されていない
 

原因① バッテリー切れが近い

無線マウスの反応が悪い原因の一つとして、バッテリーや電池切れが近い可能性が挙げられます。無線マウスは基本的にバッテリーや電池で動いているため、充電が切れそうになると通信状態が悪くなってしまうことがあります。

無線マウスの使用時間は通常タイプで30日~60日、省電力タイプだと1年で電池切れが訪れることが多く、完全に電池切れにならなくても、電池残量が少なくなるだけで無線マウスの反応が悪くなることも多いです。これは無線マウスだけではなく、無線キーボードや無線イヤホンなどでも同じ症状になることがあるので覚えておくと良いでしょう。

 

原因② ドライバが正常に機能していない

無線マウスの中には「ドライバ」と呼ばれるソフトをインストールしている商品もあります。ただ、何らかの原因でドライバが破損していた場合はマウスが正常に機能しなくなってしまいます。

こうしたドライバの破損というのは、マウスなどのUSBデバイスには意外とつきものです。マウス以外にも、キーボードやゲームパッドでもドライバの破損によって故障が引き起こされることがあるため、覚えておいて損にはならないでしょう。

 

原因③ 他の無線デバイスと電波が干渉している

無線マウス以外にも様々な無線デバイス(無線キーボードや無線イヤホンなど)を使用している場合、電波が干渉しあって上手く機能しない場合があります。

特に無線マウスで採用されていることの多い「2.4Ghz」の無線規格は電子レンジや他のBluetoothデバイスなどと干渉しやすいと言われています。また、インターネットに接続するためのWiFiも通信規格によっては無線デバイスと干渉することもあり、意外と無線マウスの通信を妨げる要素は多いため注意が必要です。

 

原因④ USBレシーバーがキチンと接続されていない

無線マウスの中にはUSBレシーバーと呼ばれる受信機をパソコンに付けることによって通信を行っている「無線2.4GHz版」と呼ばれる無線マウスのタイプが存在しています。

この無線マウスの場合、パソコンに差し込まれているUSBレシーバーに不具合が生じていると正常にマウスが機能しなくなってしまいます。一見USBレシーバーが正常に機能しているように見えても、実は接触が悪くてパソコンに上手く差さっていなかったということが原因の場合も考えられるでしょう。

これについては無線マウスだけではなく有線マウスも同じ原因で不具合が生じることもあるので、USBデバイスで不具合が起きたときにはUSBの差込口の確認をしてみると良いでしょう。

 

無線マウスの反応が悪いときに行う対処法

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ここまでで無線マウスの反応が悪い原因を分かっていただけたと思います。

それでは、ここからは無線マウスの反応が悪いときに行う対処法を記載していきます。具体的な対処方法についても詳しく解説していくので、ご自身に合った対処方法を試してみてください。

対処法① 電池交換/バッテリーの充電を行う
対処法② ドライバの再インストールを行う
対処法③ 近くに他の無線デバイスがないか確認してみる
対処法④ USBレシーバーがキチンと差し込まれているか確認する
対処法⑤ パソコンを再起動してみる
 

対処法① 電池交換/バッテリーの充電を行う

無線マウスは全て電池やバッテリーで動いており、充電がゼロに近づいてしまうと動作が悪くなってしまうことがあります。無線マウスの電池の使用時間は機種によっても違いますが、標準モデルだと30日~60日、省電力モデルだと1年程度で電池が切れてしまうことが多いです。

たとえ電池が切れていなくても、電池容量が少なくなったことで動きが遅くなってしまうことも多いので、無線マウスの電池交換やバッテリーの充電はこまめに行っておくことが大切です。

 

対処法② ドライバの再インストールを行う

無線マウスの中には「ドライバ」と呼ばれるソフトをインストールして使用している商品もあります。インストールしたドライバが何らかの原因で破損している場合、マウスが正常な動作をしなくなってしまいます。

その場合は、ドライバの再インストールを行うと良いでしょう。ドライバのアンインストール手順は「Windowsのスタート(タスクバー左)を右クリック」→「デバイスマネージャー」→「マウスとそのほかのポインティングデバイス」→「HID準拠マウス」→「アンインストール」でドライバのアンインストールは行えます。

アンインストールを行ったあとは、購入時に行ったドライバのインストール手順をもう一度行いましょう。

 

対処法③ 近くに他の無線デバイスがないか確認してみる

無線マウスは、その名の通り電波を飛ばすことでパソコンに接続をしています。なので近くに無線イヤホンや無線キーボードなどの無線デバイスが存在していると電波が干渉しあうことがあります。

なので無線マウスの調子が悪いときは、周囲に他の無線デバイスが存在していないか確認しましょう。もし他の無線デバイスが存在している場合は、有線のモノに切り替えたり、電源をオフにすることで無線マウスの症状を良く出来るかもしれません。

それでも治らない場合は、WiFiが干渉している可能性も考えられます。WiFiの電源をオフにしてみて解決するようなら、WiFiの通信規格を変更しなければならなくなります。WiFiの通信規格の変更方法は契約会社によって違うので、詳しくは契約しているプロパイダに問い合わせを行いましょう。

 

対処法④ USBレシーバーがキチンと差し込まれているか確認する

無線マウスの通信方法は、USBレシーバーをパソコンに接続して通信を行う「2.4GHz版」と、USBレシーバーなしで通信を行う「Bluetooth型」の2種類に分けられています。

もし使用している無線マウスが前者の「2.4GHz版」だった場合、パソコンのUSBポートに差し込んであるレシーバーが上手くハマっていない可能性があります。その場合は一度USBレシーバーを抜いて、再度パソコンにUSBレシーバーを差し込んでみることで解決するかもしれません。

また、USBポートの差込口がほこりなどで詰まっている場合も動作しなくなるので、パソコンのUSBポートに汚れが詰まっていないか確認してみるようにしましょう。

 

対処法⑤ パソコンを再起動してみる

無線マウスが正常に動作しない原因として、パソコンが一時的に不調となっている可能性もあります。

これは無線マウスに限った話ではないですが、パソコンで何か問題が出たときに再起動をすれば治ると言ったことはよくあります。

他の対処法で治らない場合、一度パソコンを再起動してみると良いでしょう。

 

どうしても治らないようなら買い替える選択肢もあり

この記事で紹介した対処方法を試して治らないようなら、無線マウス自体が故障している可能性が考えられます。長い間無線マウスを使い続けていれば、内部部品の摩耗などによって故障することも珍しくありません。

一般的にマウスの寿命は5年程度と言われていますが、使い方によってはそれよりも短い期間で寿命を迎える可能性もあるでしょう。

無線マウスだけに限らず、電気機器は基本的に消耗品であるため長く使えばパーツの劣化等で使えなくなってしまうことが多々あります。故障の原因が不明な時は、寿命が理由である可能性があるということを頭に入れておくと良いでしょう。

 

無線マウスのトラブルが多いなら有線タイプに買い替えよう

もし無線マウスのトラブルが頻発しているようなら、いっそのこと有線マウスに切り替えた方が良いと思います。

有線マウスはパソコンとマウスをケーブルで接続して通信を行うため、周囲の無線デバイスと干渉することはなくなります。

また、有線マウスの場合はパソコンと接続して電気を供給しているため、電池やバッテリー残量を気にする必要はなくなるので便利です。

オススメの有線マウス3選!

オススメ有線マウス① BUFFALO BSMBU26SMRD

こちらはBUFFALO製の有線マウスです。読み取り方式が「Blue LED式」なので白いテーブルや光沢のある場所の上でも使用できるのが特徴です。

また、この有線マウスは静音タイプの商品なため、クリック音が気にならないのもおすすめできる点です。値段も1,000円を切るほどの安価なため、コスパの良い有線マウスが欲しいという方にはおすすめの商品です。

 

オススメ有線マウス② エレコム M-XGL10UBBK

こちらはエレコム製の有線マウスです。読み取り方式は精度の高い「BlueLED式」で、さまざまな環境で使用することが可能です。

また、こちらのマウスは3ボタン式となっているため、ブラウザの戻るボタンや進むボタンをマウスで操作できるのもおすすめの点です。値段も1,000円台とコストパフォーマンスの高い有線マウスなので、有線マウスの選び方で迷っている方にとりあえずおススメの商品です。

 

オススメ有線マウス③ ロジクール G203G203-BK

このロジクール製のマウスは、PCゲーム用にも使用されるほど性能が高い有線マウスです。非常に高い操作性と読み取り精度と備えているほか、ロジクールG HUBソフトウェアという専用ソフトウェアによってマウスの設定やキーバインドなどをカスタマイズすることも可能です。

欠点として、上記で紹介した2つのマウスよりも値段が張ってしまうことが挙げられますが、マウスは長年使用するものであることを考えると少しでも性能が良いものを選ぶことをおすすめします。

 

結論:無線マウスの不具合の原因と対処方法

この記事では、無線マウスに不具合が起こった時の原因と対処方法について記載させていただきました。基本的に無線マウスの不具合は発生前に防ぐことが難しく、電池切れなどを除くと原因が分かりにくいものが多いです。

基本的に無線マウスに不具合が起こる原因としては以下の4点が多いので、ここから原因を探っていくのをおすすめします。

原因① バッテリー切れが近い
原因② ドライバが正常に機能していない
原因③ 他の無線デバイスと電波が干渉している
原因④ USBレシーバーがキチンと接続されているか確認する
 
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