モニターが故障した? パソコン画面が映らない場合に試してほしい対処法6選

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モニターの故障? パソコン画面が急に映らなくなった…

自宅や会社でパソコンを使用していると、ある日突然パソコンの電源を付けてもモニターが映らないという現象に遭遇したことのある人も居ると思います。

パソコンの画面が映ってブルースクリーンが出るなどの現象であれば「どこが悪いのか?」を調査できるかもしれませんが、電源を付けても画面が真っ暗なままの場合は何が原因で画面が映らないのかが分かりにくいと思います。

今回はそうした「パソコンの電源を付けても画面が映らないときのトラブルシューティング」についてまとめていくので、こうした状況でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

 

パソコン画面が映らなくなったときの対処方法!

モニター側の確認事項

パソコン フリーズ

■対処法① ケーブルを差しなおす|交換する

よくあるケースとして「パソコンとモニターを結ぶケーブルを差しなおしたら治った」という事例があります。このケーブルの接触が悪いとモニターに正常にデータが送られないためエラーが出てしまいます。

見落としがちですが、パソコンの画面がモニターに映らない原因としてこうしたケーブルの接触不良が原因であることは多いです。例えば作業をしている途中に腕がケーブルに当たって接触がゆるくなってしまったり、パソコンやモニターを動かしたときにケーブルが少し抜けてしまったりと、気づかないうちに接触不良の原因を起こしていることもあります。

 

また、ケーブルを見て「不自然に折れ曲がっている部分がある」「ビニールが剥がれて中の配線が見えている」などの症状が出ていたらケーブルの不具合である可能性が高いです。

特にHDMIケーブルなどはビデオデッキ・ゲーム機・パソコン・プロジェクターなど多様な用途に使用できるため、ついつい使いまわしてしまいがちです。もしケーブルを長年使っている場合は一度新品のものに入れ替えてみるといいでしょう。

 

■対処法② モニターの入力設定を変更する

急にパソコンの画面がモニターに映らなくなった場合は「モニター側の入力設定が変わってないか?」ということを疑うといいでしょう。

パソコンとモニターを繋ぐケーブルには「HDMI」「VGA」「DVI」などの種類があり、「モニター側の入力形式の設定」と「実際に使用しているケーブルの種類」が合っていないと画面が正しく表示されません

例えばSwitchやPS4などの家庭用ゲーム機でテレビゲームをするとき、TV側の入力切替で「HDMI1」や「HDMI2」等にしないとゲーム画面が映らないという経験をしたことがある方もいると思います。

 

こうした入力形式の設定については、モニターによっては自動的に入力形式を判断する機能を持つ場合もありますが、中には手動で「どのケーブルを使用するか?」を手動で設定しなければならないこともあります。

その場合は、たいていモニターの電源ボタンの近くについている「MENU」ボタンや「OPTION」ボタン等から変更することができるため、そちらから自分が使用しているケーブルに合った入力形式を指定してあげましょう。

 

■対処法③モニターを「工場出荷時の状態」に戻す

使用しているモニターによっては、すべての設定を工場出荷時に戻す機能が付いていることもあります。設定のリセットは電源ボタンの近くに配置されている「MENU」ボタンや「OPTION」ボタン等から行うことができ、モニターの設定が原因でPCの画面が映らない場合の対処法となります。

 

ただし、この方法だと他に行っていた画面の設定も初期化されてしまうので注意が必要です。再設定の手間などを考えると、もし設定のリセットを行うときは「パソコンの画面が映らない原因がモニターにあること」を確認してから行うのが良いでしょう。

 

パソコン側の確認事項

パソコン 廃棄

■対処法④ パソコンの放電を行う

もしモニターが映らない問題がパソコンにある場合、パソコン本体の放電を行うことで治る可能性があります。パソコンの放電の手順としては、

1.パソコンがシャットダウンしていることを確認する。
2.パソコンの電源ケーブルを抜く。
3.そのままの状態で5分~15分ほど待つ。

という流れです。放電が終わったらもう一度電源ケーブルを指して、いつも通りパソコンを起動してみて画面が映るかどうか確認してみましょう。パソコンの放電は電源ケーブルを抜いて放置するだけで非常に簡単なので、一度は試しておくといいでしょう。

 

■対処法⑤ パソコンのBIOSクリアを試してみる

こちらはパソコン内部を触る作業のため少し難易度は高いですが、CMOSクリアと呼ばれる「パソコンのマザーボードに保存されているBIOSのデータを消す作業」を行うことで症状が改善する可能性があります。

 

詳しい仕組みを解説すると長くなりますが、上記のBIOSデータの中には「パソコンと外部デバイス(モニターやマウス、キーボード等)を制御するための情報」が含まれており、このBIOSに異常がある場合は外部デバイスが正常に使えなくなってしまいます。

 

そのためパソコンに保存されてある異常のあるBIOS情報を一度リセットすることで、次回のパソコン起動時にもう一度パソコンが正常なBIOS情報を読み込んでくれるため、BIOSのエラーによって外部デバイスが使えない問題が改善することがあります。

 

■対処法⑥ パソコン、モニターを交換する(最終手段)

以上の対処法を試しても改善されない場合、最終手段として「パソコンやモニターの買い替え」を検討するしかなくなります。

 

余談ですが、一般的にパソコンの寿命は「3年~5年」で、モニターの寿命は「10年」程度と言われることが多いです。もしそれ以上の期間同じパソコンやモニターを使用している場合は、経年劣化による故障の可能性も高いと考えられます。

 

特にパソコンの場合はストレージ(HDD,SSD)などから故障することが多く、そうした場合は修理か買い替えを行うほか手段がありません。

 

修理・買替をする際には故障箇所の切り分けを

もし上記の方法を試しても治らない場合、パソコンやモニターの買い替えを検討せざるを得ないと思います。

 

ただ、修理や買い替えを行い場合は事前に必ず「パソコンの故障なのかモニターの故障なのかを調べる」ことを行いましょう。

 

例えばある日突然モニターに何も表示されなくなり、モニターが壊れていると思って買い替えても実際はパソコンが壊れていたなんていうケースもあります。

せっかくモニターを買い替えてもパソコンが壊れていると画面は当然映らないため、パソコンやモニターの買い替えを行う前には必ず「故障箇所はどこなのか?」を調べておくことが大切です。

 

実際に故障箇所の切り分けとしては、障害の原因となりうる「モニター」「パソコン」をそれぞれ正常に動作するものに変更して画面が映るか試してみるのが良いでしょう。

 

もし「モニターを他のものに変えたら画面が映るけど、パソコンを変えても映らない」という場合はおそらくモニターが原因ですし、反対に「モニターを変えてみても映らないけど、パソコンを変えたら映るようになった」という場合はパソコンが原因だと分かります。

 

この故障箇所の切り分け作業を行っておくことで「モニターとパソコンのどちらを修理・買替すればいいのか?」ということをある程度判断することができるため、パソコンやモニターの買替や修理を行う前には必ず行っておくといいでしょう。

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