こんにちは、バニラアイスです!
あなたはヱヴァンゲリヲンというアニメはご存知ですか? 1995年10月4日から1996年3月27日にかけて全26話が放送されたロボットアニメなのですが、斬新なストーリーと流麗な作画によって国民的な人気を集めました。
まさに「20世紀を代表するアニメ」と表現しても良いくらいで、同時期に放送されていた『機動戦士ガンダム』シリーズにも負けないほど熱狂的なファンを多く生み出すことに成功しました。
今回は、そんなヱヴァンゲリヲンと関連性のあるスマートフォンアプリの紹介です。
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特務機関NERV防災アプリってどんなもの?
『特務機関NERV防災アプリ:公式サイト』
特務機関NERV防災アプリは、地震・津波・噴火・特別警報の速報や洪水や土砂災害といった防災気象情報を、利用者の現在地や登録地点に基づき最適化して配信するスマートフォン用サービスです。
被害が予想される地域に居住する方や訪問者等が的確に状況を認識し、迅速な判断・行動が取れるよう補助する目的で開発されました。
上記にもある通り、利用者の位置情報から最適な状況判断を提供するということが最大の特徴です。
他の防災サイトでは「東京都」「大阪府」などのマクロな範囲での情報しか提供されない場合もありましたが、NERVでは「東京都千代田区丸の内」「大阪府大阪市安土町」など、町単位で災害情報が提供されます。
これによって、利用者はより正確性の高い情報を収集することが可能になります。
また、よりミクロな地理での情報を提供することで、利用者の防災意識の向上を見込むことも出来るでしょう。
誰しも「東京都に災害が来た」と言われるより、「東京都千代田区丸の内に災害が来た」と言われた方が危機感が持てます。
それが自分の住んでいる場所であれば、なおさら防災意識を自覚することが出来るというものです。
なお、現在配信されているのはiOS版のみで、Android版は後日配信予定とのことです。
NERVの名前を冠した防災アプリ。ヱヴァンゲリヲンのファンの方には嬉しい粋な計らいですね!
視認性にこだわったバリアフリーデザイン
色覚に異常のある方や、視覚障害の方にも配慮して、万人に利用してもらえるデザインを想定して開発されました。
配色の多くは黒色で表示されており、派手な配色は可能な限り控えて健常者にも色覚異常の方にも見えやすく構成されているのが特徴です。
色覚異常の方は「茶色と緑」「青砥と紫」「赤と緑」などの見分けが付きにくいため、できる限りそれらの色の組み合わせをなくすようにデザインがされています。
また、独自に制作された自動音声を活用した音声読み上げ機能も導入されています。
これにより視覚に異常のある方や、読字障害の方も利用できるシステムとなっています。
日ごろから使える便利な『雨雲レーダー』
NERVでは、災害発生時以外にも使える便利な機能が多くあります。
例えば雨雲レーダーなどが代表的です。雨雲レーダーの機能では、現在観測されている雨雲の予測進路を5分刻みで見ることができます。
通常の天気予報アプリではテキストのみで数時間先の天気が表示されることが多いですが、このアプリでは地図の画像付きで雨雲の移動を見ることが可能です。
テキストのみに比べて視認性が向上しており、使っていて楽しくなる機能となっています。
また、こちらの雨雲情報は気象庁も協力しています。
気象庁との間に専用回線を接続し、提供する情報の信頼性と迅速性を確保することが可能となります。
いつでもスマートフォンを開けば最新の情報を取得できるので、ユーザーの防災意識の更なる向上を見込むことが出来るでしょう。
同アプリを提供するゲヒルン社のプレリリース記事では、気象庁が以下のようにコメントしています。
気象庁は、国民のみなさまの生命・財産を守るべく、防災気象情報を提供しております。
今回、気象庁も協力させていただき、ゲヒルン株式会社さまから、その使命を共にする頼もしいアプリを世に送り出せることになりました。
このアプリでは、登録した場所の洪水や土砂災害の危険度をお知らせする「大雨危険度通知機能」にもいち早く対応いただいており、被害が予想される時にみなさまが自ら判断・行動ができるよう、防災情報が迅速・的確に届くように設計されています。
災害をもたらす現象は、使徒と同じように、いつも違った形で突然やってきます。このアプリは、そんな緊急時に、みなさまの避難の判断をしっかりと支援してくれるアプリです。
気象庁から直接コメントを頂ける当たり、同アプリに対しての信頼感を伺うことが出来ます。
「アニメ」と「防災」のコラボは利用者の増加に繋がる
新たにリリースされた特務機関NERV防災アプリでは、「ヱヴァンゲリヲン」と「防災」という2種のコラボが実現したということが出来ますが、既にTwitterやFacebookなどのSNSで大きな話題性を産んでいます。
このことから考えるに、今回のコラボは「国民の防災意識を向上させる」という目的では、最適なものだったのではないでしょうか。
残念なことではありますが、私たち国民すべてが防災意識を持っているわけではありません。
東日本大震災や西日本豪雨災害の影響により国民の防災意識は徐々に向上していますが、それでもいつ起こるか分からない不足の事態に対処するためには十分とは言えません。
ある意味、防災というものには終わりはないのかもしれません。
しかし、今回「ヱヴァンゲリヲン」という国民的アニメと防災アプリがコラボをすることで、それが切っ掛けとなり防災に興味を持つ方も多くいるのではないでしょうか。
実際にこのアプリが公開されたのは9月1日ですが、僅か1日で10万ダウンロードを達成しています。
現在配信されているのはiOS版のみなので、日本のiPhoneユーザーのみで10万ダウンロードを超えたということになります。
後にAndroid版も配信されることを考えれば、合計100万ダウンロードも到達してもおかしくはありません。
『コラム』ヱヴァンゲリヲンってどんなアニメ?
物語の舞台は西暦2000年9月13日に起きた大災害セカンドインパクトによって世界人口の半数が失われた世界。その15年後の西暦2015年、主人公である14歳の少年碇シンジは、別居していた父、国連直属の非公開組織・特務機関NERV(ネルフ)の総司令である碇ゲンドウから突然第3新東京市に呼び出され、巨大な汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオン(EVA)初号機のパイロットとなって第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」と戦うことを命じられる。
(引用:Wikipedia)
タイトルにもある「ヱヴァンゲリヲン」というのが主人公の搭乗するロボット(正確には超巨大な人造人間)で、それを製作したのが特務機関NERVという設定です。
東京に飛来する謎の敵性存在である「使徒」と戦うために作られたのが「ヱヴァンゲリヲン」であり、特務機関NERVはヱヴァンゲリヲンと共に使徒を撃退して国を守る任務についています。
ちなみに、アニメ版が公開されたのは1995年からのことなのですが、現在は「劇場版エヴァンゲリヲン」として復活しています。
既に公開されているのが「序」「破」「Q」の3つで、2020年6月に「シン・ヱヴァンゲリヲン」という完結編が公開される予定です。
アニメ版と比較して作画も良くなっているので、良かったら一度見てみることをおススメします!