ブラインドタッチが出来るようになりたい……、パソコンを触ったことのある人なら誰しも一度はあこがれた経験があるでしょう。カタカタと高速でタイピングをする様子はカッコよくて、ブラインドタッチが出来るだけで「パソコンに詳しい人」と羨望の視線を向けられることも少なくありません。
しかし、いくらブラインドタッチを習得したくても、そう簡単に習得できるものではありません。人によっては数年かかってもブラインドタッチが出来るようにならない人も多く、中には自分には適正が無いとあきらめてしまう人も少なくないでしょう。
ただ、僕の経験上正しい練習法をすればブラインドタッチは100%の人が習得できます。
この記事では「ブラインドタッチの習得法と、上達しない人の共通点」についてお話します。ブラインドタッチの習得を目標にしている方は、ぜひ参考にしてください。
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ブラインドタッチは誰でも出来るようになる
ブラインドタッチが出来るようになりたくて練習している人は多いですが、人によっては中々上達しなくてうんざりしている人も居るのではないかと思います。
ただ、ブラインドタッチは基本的に正しい練習法で学べば誰でも出来るようになります。「ブラインドタッチがいくら練習しても出来ない」という人は練習法を間違えていたり、必要な知識を学習せずに練習を続けている可能性があります。
僕も過去何人かの人にブラインドタッチの練習法を教えることがありましたが、だいたい上達しない人には同じような共通点がありました。
この記事ではブラインドタッチが上達しない人の共通点についても書いていくので、ブラインドタッチの練習で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
ブラインドタッチが上達しない人の共通点
共通点① 手の位置を意識していない
ブラインドタッチが出来ない人に一番多いのが、タイピングをするたびに手の位置が変わってしまっているということです。ブラインドタッチという技能は「パソコンのキーボードを見ずにタイピングすること」なので、手の位置はいつも同じ場所で固定していなければなりません。
キーボードの手の置き位置は「左手の人差し指を[Fキー]に、右手の人差し指を[Jキー]に置く」と言うのが原則です。キーボードを見てもらえば[Fキー]と[Jキー]に少し突起があるのが分かると思いますが、この突起はブラインドタッチをするときに手を置く位置が分かりやすいようにする目印です。
以下の画像がキーボードの[Fキー]と[Jキー]です。ブラインドタッチをするときはこのキーに人差し指を置くようにしましょう。
▼両手の人差し指は[Fキー]と[Jキー]に置く
共通点② タイピング練習ソフトだけをやっている
ブラインドタッチのトレーニングとしてタイピング練習ソフトをしている方は多いですが、あくまでタイピング練習ソフトは基本が出来た後の”応用トレーニング”です。基本をしっかり学ばないうちから初めからタイピングソフトで練習をしても上達はしません。
タイピングの練習をしている人は「タイピング練習アプリさえやっていれば上達するんでしょ?」みたいに思っている方も多いですが、タイピングアプリだけでブラインドタッチが出来るようになるのは殆ど不可能です。
ブラインドタッチの習得のためには、まずは手の位置やキー配置などの”基本的なこと”を学んでからタイピングソフトの練習を行うのがベストです。
共通点③ 実戦経験が不足している
タイピングで実戦経験と言うとおかしいかもしれませんが、要はまとまった文章をタイピングする練習が足りてないということです。
偶にあるケースが、タイピング練習で「いちご」や「メロン」などの単語だけを入力練習をしてしまっていることです。もちろんいくら単語を入力する練習をしても、実際にブラインドタッチを使うのは文章を打ちこむときなので、いくら単語だけのタイピングを練習しても意味がありません。
ブラインドタッチが上手くなりたいのであれば、文章のタイピングは避けて通れないと考えてください。
ブラインドタッチが出来るようになる3つのステップ
ステップ① キーボードに置く指の位置を覚える
ブラインドタッチを習得するにはキーボードの正しい位置に手を置く必要があります。キーボードに手を置くときは左手の人差し指を[Fキー]に、右手の人差し指を[Jキー]に必ず置くようにしましょう。
この手の正しい置き方はブラインドタッチの基本です。キーボードの[Fキー]と[Jキー]には少し突起が付いているので、ブラインドタッチ時でも手の置く場所が分かるようになっています。
ブラインドタッチの練習には、まずはこの正しい手の置き方をマスターすることが大切です。「人差し指を[Fキー]と[Jキー]に合わせる」→「キーボードから手を離す」→「もう一度人差し指を[Fキー]と[Jキー]に合わせる」という練習を繰り返すのがいいでしょう。
慣れてくるとキーボードを見なくても正しい場所に手を置けるようになります。まずはタイピングを練習する前に、この手の置き方をしっかりと練習するようにしましょう。
▼キーボードの指の置き方
ステップ② 人差し指~小指を使ってキーを押す練習をする
キーボードの手の置き方が完璧になった後は、ひたすら人差し指~小指を使ってキーを押す練習をしましょう。タイピングは下記の画像のように「人差し指で押すキー」「中指で押すキー」などに分かれているので、この通りに押せるようになるまで練習することが大切です。
この中でもタイピング初心者の方は小指と薬指の動きが苦手なケースが多いです。人差し指や中指は普段ハシを持ったりして使う機会が多いため練習なしで使える人も多いですが、小指と薬指は日常生活でも使う機会が少ないため慣れないうちは苦労します。
ステップ③ タイピング練習アプリを使ってトレーニングを行う
ステップ①、②が出来るようになったら、いよいよタイピング練習アプリを使ってトレーニングを行うようにしましょう。
はじめは中々思った通りのタイピングが出来ないかもしれませんが、まずは「速さ」よりも「正確さ」を第一にタイピングするようにしましょう。
タイピングアプリはインターネットのサイトに色々な種類のものがあります。サイトによって使いやすいもの、使いにくいものがあるので、自分にあったタイピングアプリを探すようにしましょう。
この記事内でも、僕が使ってみておすすめ出来ると感じたタイピングアプリを紹介していくので、もしよかったら参考にしてみてください。
ブラインドタッチ練習用ソフト
my-typing
個人的に一番オススメのタイピングサイトです。基本的にタイピングソフトは「動物」「学校にあるもの」などのテーマに則った単語が出てくる形式というのが殆どですが、このmy-typingは圧倒的にテーマ数が多く、練習できる単語や文章の数も数えきれないほどあります。
また、タイピング中はアニメーションが再生されるため、フラッシュゲームのように楽しみながらタイピング練習が出来るのもおすすめポイントです。ひたすら文字だけをタイピングするアプリだと上達する前に飽きが来てしまうこともあるので、ゲーム形式で練習が出来るのは嬉しいことでしょう。
e-typing
シンプルで軽量なため多くの愛好家がいるタイピング練習サイトです。このe-typingでは文章のタイピングが多く、より実践的な練習をしたい人におすすめのタイピングサイトです。加えてクリア時に苦手キーなども教えてくれるので、自分に足りていないところがすぐに分かるようになっています。
個人的にこのサイトで一番好きな点が、クリア時にスコア別で「S」「A」などのランクが表示されることです。徐々に自分のランクが上がっていくのを見ればモチベーションアップに繋がりますし、タイピング練習には非常におすすめのサイトです。
また、他にもタイピングソフトはたくさんあります。以下の記事でおすすめのタイピングソフト7選を紹介しているので、良ければ参考にしてみてください。
まとめ:タイピングは必ず出来るようになる。焦らないでしっかり練習しよう
今回の記事ではブラインドタッチのコツについて書かせていただきました。
経験談ではありますが、ブラインドタッチは練習すれば皆が習得できるものだと思います。僕もこれまで何人かの人にブラインドタッチのコツを教えてきましたが、全員ブラインドタッチを習得して、中には僕以上にブラインドタッチが上手になった方も居ました。
ブラインドタッチが上達しない人の理由としては以下のような原因が考えられます。
②タイピング練習ソフトだけをやっている
③文章のタイピング経験が不足している