【購入前に読んでほしい】失敗をしない中古パソコンの選び方!

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おそらくこの記事を読んでいる方は、これからパソコンを購入しようと思っているのだと思います。

パソコンを選ぶときの基準としては「価格」「性能」「デザイン」など様々なモノがありますが、その中でも「新品のパソコンを買うか中古のパソコンを買うか」の2択で悩んでいる方も多いではないでしょうか?

新品のパソコンなら性能面での不安はありませんが、中古のパソコンなら相場に比べて安い金額でパソコンを購入することも可能です。

この記事では「中古のパソコンを買うときの注意点」について書いていくので、これから中古のパソコンの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

 

中古のパソコンを購入する時の注意点

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注意① CPUやHDDなどの部品が劣化している場合がある

中古パソコンではよくあることですが、長期間使われたパソコンは内部のCPUやHDDといった部品が劣化していることが多いです。

中古で売っているパソコンの中には「HDDを新品に交換済み!」などと劣化した部品を交換して販売しているケースもありますが、通販サイトなどで説明文に何も書かれていない場合は交換されていないと考えた方が良いでしょう。

部品が劣化したままパソコンを使うと「思ってたよりパソコンがカクついて使いにくい……」などと購入したことを後悔してしまうこともあります。

 

注意② ノートパソコンの場合はバッテリーが劣化しているケースが多い

中古のノートパソコンを購入する場合、最も気を付けるべきなのはバッテリーの寿命についてです。基本的にパソコンのバッテリーの寿命は2年程度なので、中古パソコンの場合はほぼ確実に寿命が近づいています。

本来なら数時間は充電なしで使用できるはずなのに「バッテリーの劣化が原因で数十分しか使用できない」ということも多くあります。

購入後にパソコンのバッテリーを交換するのであれば問題はありませんが、メーカーでバッテリー交換の修理依頼をすると1万円程度のお金が掛かってしまいます。バッテリー交換の費用と時間を考えたら新品を購入した方が良いこともあるでしょう。

これは僕が中古パソコンを買った時に経験しました。フル充電でも30分しか使うことしかできず、仕方なくお金を払ってバッテリーの交換をしてもらいました……。

 

注意③ 付属品が付いていないこともある

中古のパソコンの場合は、一部の付属品がなくなってしまっていることも少なくありません。

なかにはパソコンの使用に必要な、充電器やマウス、キーボード等がなくなっていることもあります。前の所有者が付属品を壊してしまったり失くしてしまっていることが原因で、中古パソコンの売買では割とよくあることです。

事前に付属品がすべて揃っているか問合せをしてみたり、足りない部品を別に購入しておくなどしておく必要があるでしょう。

 

注意④ 旧モデルの場合は修理が出来ないこともある

製造年数が古い旧モデルのパソコンを購入した場合、もし壊れてしまってもメーカーからの修理のサポートが受け付けられなケースがあります。

サポートが受けられない理由としては「パーツが古すぎて替えが見つからないこと」が最も多いケースです。メーカーはパソコンの製造終了時から7年程度で修理用のパーツを廃棄してしまうことが多く、それ以上の年月が経つと修理を受け付けてもらえないこともあります。

特に中古パソコンの場合は購入時に部品の劣化が見つかって修理が必要になることも多いので注意が必要です。中古パソコンを選ぶ際には製造終了から何年経っているかを確認して、7年以上経過しているパソコンは購入しないのが無難かもしれません。

 

注意⑤ 個人が出品しているものは買わないこと

中古のパソコンを買うときはキチンとした業者から購入するようにしましょう。間違ってもメルカリやヤフオク等で個人で出品しているものは買うべきではありません。

というのも、個人間で中古パソコンを売買するケースでは不良品やボッタクリ等の問題が起こりやすいからです。

よくあるケースが「使いすぎてパーツが極度に劣化している状態で出品していること」ですね。出品者から「動作確認はしています」などの連絡を受けて安心して購入したは良いものの、パソコンの動作が遅すぎてまともに使えなかったりする問題も多く聞きます。

もちろん個人の出品者が全員ダメなわけではありませんが、取引実績のある業者などに比べたら個人の出品者との取引は質の悪いものを掴まされることが多いです。

個人間で中古パソコンを売買するのは本当にリスクが高いです!

業者と違って返品・返金もできないことが多いので、出来る限り中古パソコンは業者から買いましょう!

 

中古のパソコンを購入するメリット

新品に比べて価格が安い

中古のパソコンの1番のメリットが新品のパソコンに比べて値段が安いということです。

新品でパソコンを買おうと思えば、平均的な性能のパソコンでも5万円程度はかかってしまいます。対して中古パソコンなら3万円以下でそれなりの性能のスペックのパソコンを購入することが可能です。

もちろん値段が安い代わりに部品が劣化している可能性もあるというデメリットもありますが、少しでも安くパソコンを買いたい人には中古パソコンがおススメでしょう。

中古パソコンを買うメリットは殆ど「値段が安いこと」ですね。

ただし劣化した部品の修理費用などで追加のお金が掛かってしまうこともあるので注意が必要です。

 

旧モデルや法人向けのモデルもある

中古パソコンの面白いところが、現在は生産終了してしまった旧モデルや、会社や官公庁からの払下げの法人モデルのパソコンも購入できるということです。

家庭で使用する目的であれば特に旧モデルや法人モデルを購入するメリットはありませんが、パソコンのモデルにこだわりがある人は中古パソコンで好きなモデルを見つけてみると良いかもしれません。

ちなみに市販モデルと法人モデルの主な違いは「OSがWindows Pro仕様になっている」ということですね。Pro仕様になるとセキュリティ面が通常のものより良いですが、個人で使う分にはあまり関係ないかもしれません。

 

これまで僕が購入した中古パソコンの例(実体験)

 

誰でも初めて中古パソコンを購入する時はとても不安になるものです。とくに中古パソコンの場合は「購入するパソコンがどんな状態なのか分からない」という不安もあり、価格の安さに惹かれても中々手が出しにくいと思います。

なのでここからは僕が過去に購入した中古パソコンのスペックや状態を記載して、「中古のパソコンの現状」をお伝えしたいと思います。

 

① ノートパソコン NEC VersaPro VX-D(2015年購入)

 カタログスペック
メーカーNEC
OSWindows 7
CPUIntel Core i3 2330M
HDD500GB
メモリ4GB
 購入時のスペック
値段20,000円
バッテリーの持続時間30分
付属品全てあり
修理保証なし

 

まず、僕が一番初めに購入した中古パソコンの情報です。残念ながらかなり古いモデルで製造年などの情報が出てこなかったため、パソコンのシステム設定画面などの情報から分かる限りで記載しています。

結論から言うと、このパソコンは購入して少し後悔しました。と言うのもこのパソコンは購入した時には既にバッテリーが非常に劣化しており、フル充電でも30分程度で充電がなくなってしまうからでした。

一般的にノートパソコンのバッテリーの寿命は2年程度と言われており、恐らく僕が購入した時にはバッテリーの寿命が来ていたのだと思います。

さすがにバッテリーが劣化しすぎて使い物にならなかったのでメーカーに修理依頼を出してバッテリーの交換をお願いしましたが、その時に修理費用として1万円ほどかかってしまい、結局購入費用+修理費で合計3万円かかってしまいました。

 

②HP EliteBook 2570p(2017年購入)

 カタログスペック
メーカーHP
OSWindows 8
CPUIntel Core i5-3230M
HDD320GB
メモリ4GB
値段85,890円
バッテリーの持続時間4.5時間
 購入時のスペック
値段25,000円
バッテリーの持続時間2.0時間
付属品全てあり
修理保証なし

 

2回目に購入したパソコンもノートパソコンで、こちらはHP製のミドルスペック製品でした。サブ機として使用する目的で購入しました。

流石に当時販売されていた新品のパソコンと比べると性能は落ちますが、バッテリーの状態や価格もそれなりで買って正解だったなと感じました。

僕が中古パソコンを購入したのはこの2回で全てですが、サイトに書かれてある値段やカタログスペックの性能よりも、バッテリーやパーツの劣化が少ないパソコンを選ぶことが大切だと感じました。

ただ、実際はバッテリーやパソコンの状態についての情報はサイトから見ることは出来ないので、場合によっては直接問合せを行う必要もあるでしょう。

また「バッテリー交換済み」や「HDD換装済み」など販売前にパーツを交換している中古パソコンを選ぶのもおすすめです。

 

失敗のしない中古パソコンの選び方

ポイント① 個人からの購入は控えること

これから中古パソコンの購入を検討している方は、出来るだけ個人からの購入は控えた方が良いです。ヤフオクメルカリなど個人が出品・販売しているサイトは多くありますが、個人間でのパソコンの取引は問題になることが多いです。

特に多いのが”実際よりもパソコンの性能を良いように記載して販売すること”です。中古ショップなどの店舗で販売しているケースに比べてネットでの取引は実際の性能を確かめることが困難なので、こうした詐欺まがいの事件も頻発しているのが現状です。

対処法としては「信頼のおける出品者(中古ショップ)から購入する」と言うのが一番です。企業からの購入であれば不良品に当たった時も返品・返金に対応してくれるケースもあるので、出来るだけ中古パソコンは企業から購入するようにするといいでしょう。

 

ポイント② 出来れば法人モデルは避けた方が無難

中古パソコンの中には、以前は会社が官公庁が使用していた”法人モデル”と呼ばれるパソコンもありますが、出来ればそうした法人モデルは避けた方が無難です。

というのも、個人が所有していた市販モデルに比べて法人モデルはバッテリーやパーツの劣化具合がひどいケースが多いからです。

会社で使っていたパソコンは個人が所有していたものに比べて、どうしても1日当たりに使用する時間は長くなってしまいがちです。パソコンは使用時間に応じて部品が劣化してしまうので、使用時間が長くなってしまう法人モデルは出来るだけ避けた方が良いでしょう。

 

ポイント③ 事前にパソコンの状態について問い合わせをする

もし商品についての問い合わせが出来るのであれば、購入前にパソコンのスペックや状態についての問い合わせを行っておくのが良いでしょう。

通販サイトなどで中古パソコンの商品ページに行ってみると、意外に書かれていない大切な情報と言うのも多いです。例えばCPUを「Intel Core i7で高速です!」と書かれているケースでも、購入してみたら「i7はi7でもCore i7-880(第一世代)だった」というケースもあります。

分かりやすくいうと「iPhoneを売ります!」と言って、iPhone3や4を売付けられるようなものですね。

こうしたケースは購入前に問い合わせを行うことで、ある程度は予防することも可能です。購入してから後悔しないためにも、事前に性能についての確認はしっかりと取っておくことが大切です。

 

まとめ:中古パソコンを選ぶときには十分に注意しよう

これからパソコンの購入しようと考えている方にとって、新品よりも安く買える中古パソコンは非常に魅力のある商品だと思います。特にパソコンは安いものでも3万円を超えるものも少なくないので、なるべく安く良いものを買いたいという気持ちはあるでしょう。

ただ、中古パソコンはあまり深く考えずに決めてしまうと不良品に当たってしまうことも少なくありません。

特にネットで出品されているものは実際の性能を見て確かめることも難しいので、状態の悪いパソコンを購入してしまうケースも多いようです。

 

とはいえ、新品よりも安い価格で購入できる中古パソコンは、安くパソコンを買いたい人にとってはとても魅力的でしょう。

ネットで中古のパソコンを購入する際には、事前にパソコンの状態を質問したり、信頼できる相手かどうか調べたりして、不良品を掴まされる可能性を下げることをおすすめします。

 

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