アドセンスに加入する時に審査があることはご存知の方も多いでしょうが、加入した後もGoogleのAIに監視されており、もしアドセンスの利用規約に違反した場合は広告の表示制限を受けることがあります。
この制限を受けるとサイトに広告が一切表示されなくなり、制限が解除されるまでアドセンスの収益はゼロになってしまいます。
初めてこの制限に掛かった人は「何か自分が違反をしたのか!?」不安になってしまうと思います。
この記事ではアドセンスで広告制限に引っ掛かった時の原因と対処法についてお伝えします。僕と同じく広告制限に掛かってしまった人はぜひ参考にしてください。
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気付いたら広告収入がゼロになっていた
2020年12月のある日、仕事から帰宅して「今日の広告収入はどうだったかなー?」と思ってアドセンスを覗きました。するとそこには収益:0円という数字とともに「表示できる広告の数が制限されています。詳しくは、ポリシー センターをご確認ください」という何とも不穏なお知らせが届いていました。
実際の画面が↓の通りです。画面上部に目立つように赤色の背景で表示されている部分が該当の箇所です。もちろんこれまで表示されたことはなく、僕も初めて見るモノでした。
広告制限が掛かったらどうなるの?
では、僕のように広告制限が掛かったらどうなるのでしょうか?
簡単に言うと、サイトにGoogleの広告が一切表示されなくなります。もちろん、広告が表示されないのでアドセンスの収益もゼロになります。僕みたいに副業でサイト運営をしている人にはそこまでダメージは無いと思いますが、サイト運営でご飯を食べている方には死活問題かもしれません。
ただ、この広告制限は当然ですがアドセンスから引っ張っている広告限定です。他のアフィリエイトサイトを通して配置した広告や、アマゾンアソシエイトのリンクなどは問題なく使えるので、その点は安心してください。
adsenseで広告制限が掛かる理由
そんなこんなでアドセンスの広告制限がかかったわけですが、どういった理由で広告制限が掛かったのでしょうか?
Googleの公式サイトを見てみたところ、アドセンスで広告制限が掛かるには以下の理由があるようです。
▼広告制限が掛かる理由
① サイト運営者様が、ご自身のライブ広告をクリックしてクリック数やインプレッション数を増やすこと
② 1人以上のユーザーが繰り返しクリックして、クリック数やインプレッション数を増やすこと
③ サイト運営者様がご自身の広告でのクリックを誘導すること(例: 広告をクリックするようユーザーを誘導するあらゆる言葉、大量の偶発的クリックを誘発する広告掲載など)
④ 自動クリックツールやトラフィック ソース、ロボット、その他の不正な行為を行うソフトウェア
参照:adsense ヘルプ
要は、何度も自分で広告をクリックしたり、自動クリックツールなどを使用して不正に広告収入を稼いでいる場合に広告の掲載差し止めが行われるようです。
ただ、いくら広告収入のためとはいえ自分で自分のサイトの広告をクリックする人なんて殆ど居ませんよね。リスクとリターンが見合っていませんし、そもそも自分のパソコン&スマホは常時広告ブロックを掛けているので間違って押すなんてこともあり得ません。
広告も配置を考えるのが面倒なのでadsenseの自動配置を使っていたので”広告への誘導”も不可能ですし、自動クリックツールなんてものは考えたことすらなかったです。
僕のサイトで広告制限が掛かった理由
ではなぜ広告制限が掛かったのかを解明するために、Google Analyticsのサイト閲覧者のレポートを調べてみました。インターネットに接続する時はみんながIPアドレスと言う個人を識別できる番号を持っていて、このレポートではそのIPアドレスから「どの人が何時・何回広告を見たか?」ということを調べることが出来ます。
そうして調べたところ、サイトを閲覧していた同一人物が何度も広告をクリックしていることが分かりました。
先述した「広告制限が掛かる理由」のうちの一つに「同じ人が繰り返し広告をタップすること」が挙げられていましたが、その制限に該当してしまったみたいです。
広告制限を受けた僕以外のサイト運営者の方の話を調べてみると、殆どはこのケースだということが分かりました。
何日間広告制限をくらったか
僕の場合は12日間でした。
この記事の上部に貼ってある画像の中にも書いてありますが、12/19から広告の制限が掛かるようになり、それが解除されたのが12/31のことでした。
他に広告制限を受けた人の話も調べてみたところ、だいたい僕と同じくらいの2週間程度で制限が解除されたみたいです。
ちなみにアドセンスの公式サイトでは大体30日未満には解除されると書いてありました。この数字はかなり余裕をもって書いてあると思うので、実際には僕と同じ2週間程度で解除される方がは多いと思います。
通常、この広告配信の制限がお客様に影響を与える期間は 30 日未満ですが、それ以上となる場合もあります。
参照:adsense ヘルプ
広告制限に掛かった時の対処法
では、広告制限に掛かった時はどのように対処をすればいいのでしょうか?
基本は”放置”でOK!
基本的に広告制限が掛かった時の対処は「特になにもせず放置」で大丈夫です。
頻繁に広告制限のペナルティを受けている訳でなければ、通常は30日以内に広告制限が解除されます。僕は2020年の12月19日に広告制限を受けてその約2週間後の12月31日に解除されました。
基本的にアドセンスの広告制限は「サイトの閲覧者が何度も広告をクリックしていること」が原因で起こることが多いです。原因が自分自身にあるわけではないので、何か具体的に対処する必要は殆どありません。
何度もかかるようなら広告の配置を見直してみる
もし何度も広告制限に引っ掛かるようであれば広告の配置を見直すようにしましょう。
2016年に行われたアップデートによって「サイト内の広告数の上限」は撤廃されていますが、「ユーザーにクリックを誘導するような広告配置」は依然として禁止されています。
例えば広告の上部に「↓Google広告です。クリックしていただければ私の収益になります」などといった文章を置いたりするのは厳禁です。
他にも誤クリックしやすいような配置をしていたり、連続して何個も広告を並べるのも危ないと言われています。
アドセンスの広告を自動配置にしている方はあまり気にする必要は無いと思いますが、手動で広告の位置を決めている方は一度自分のサイトの広告の位置を確認してみると良いでしょう。
レポートを提出すればいいという話もあるが……
アドセンスの広告制限の話をネットで色々調べてみたところ「自分がクリックしていないという証拠のレポートを送ればいい」という話がありますが、送っても送らなくてもあまり変わらないようです。
そもそも広告制限のお知らせには「レポートを送ってください」なんて指示は一切ありませんでしたし、送った人の話を見ても広告制限の期間が短くなったという話は聞いたことがないです。
仮に送ったとしても、1日や2日で解除されるほどGoogle側が迅速に対応するのは不可能でしょうし、どちらにせよ広告制限の解除までに時間が掛かるのであれば無駄な作業をする必要は無いと思います。
まとめ:広告制限を受けたときの対処方法
この記事では「アドセンスの広告制限を受けたときの対処法」についてまとめました。
・広告制限の原因は「1人のサイト閲覧者が何度も広告をクリックしたケース」が多い
・大体2週間前後で広告制限は解除される
・身に覚えがない場合は「放置」でオーケー!