パソコンを使って作業をしているとき「キーボードのキーの位置を変更出来れば便利なのに……」と感じたことがある方は多いのではないでしょうか?
例えばキーボードの上部にある頻繁に使用するキーが、キーボードの下に配置できれば使いやすくなります。反対に全く使わないキーを遠くに配置することも出来れば更に使いやすくなると思います。
今回は、そうしたキー配列を自由に設定できるフリーソフト「KeySwap for XP」の使い方について解説を行っていきます。キー配列を変えたいという方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
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『KeySwap for XP』の使い方
それではここからは『KeySwap for XP』のダウンロード方法や使い方を説明していきます。
使い方と言っても、基本的にマウスとクリックだけで操作できる直感的なインターフェイスとなっているので、パソコンに慣れている方なら特に苦労はしないと思います。
手順① ダウンロードサイト(Vecter)からダウンロードを行う
手順② exeファイルを「管理者として実行」で起動する
『KeySwap for XP』ではパソコンのレジストリを書き換えることによってキー配列を変更しています。レジストリとは「記載」「登録」などの意味を持ち、Windows内のあらゆる設定がこの場所で管理されていますが、使い方を誤るとパソコンが正常に動作しなくなることもあります。よって誤ってレジストリを操作してしまわないためにも、管理者権限のあるユーザーしか実行できないようプロテクトが掛けられています。
手順③ ソフトが起動するので、変換したいキーを打ち込む
ちなみに上記の画像では、「変換キーを押すとDeleteキーが作動するようになる」という設定を行っています。変換したいキーを【変換キー】に入れて、実際に動作させたいキーを【変換キー名】に入れるようにしましょう。
手順④ 「ファイルへ保存」から登録をしておく
「ファイルへ保存」を行うことで、キー配列の設定を保存することが出来ます。間違って消してしまった時にもう一度設定を行うのは面倒なので、作成した設定内容を保存しておくことをおすすめします。
手順⑤ パソコンの再起動を行う。
このフリーソフト『KeySwap for XP』は、パソコンのレジストリを書き換えることによってキー配列を変更しています。なので、キー配列の設定を反映させるためにはパソコンの再起動が必要です。
よくパソコンのアプデで起こる「アップデートが完了しました。更新内容を適用するためには再起動を行ってください」と同じような感覚だと思ってください。
また、二回目以降『KeySwap for XP』を使ってキー配列を変更する時も、当然ながら再起動が必要です。再起動をするまでは更新内容が反映されないので注意しましょう。
『KeySwap for XP』の詳しい操作方法について
操作方法① キーを無効化する
『KeySwap for XP』の使い方のひとつとして、「使っていないキーを無効化する」という用途もあります。キーを無効化すれば間違って押してしまった時も誤作動することが無くなるので、邪魔なキーを排除することが可能です。
キーの無効化は「deleteキー」を使うことで設定できます。詳しいやり方としては、【キー名】に無効化したいキーを入力して【変換キー名】に「deleteキー」を入力しましょう。
▼キーの無効化は【変換キー名】で「deleteキー」を入力することで設定ができる
登録キーの保存・読み込み
使い方の解説項目でも説明しましたが、設定したキー配列は画面上部の「ファイルへ保存」「ファイルから読み込み」でテンプレートに登録できます。キー配列を保存しておきたい時に活用しましょう。
なお、「ファイルから読み込み」を行ってキー設定を呼び出した場合でも、通常どおりパソコンの再起動をしないと設定は反映されないので注意しましょう。
▼画面上部の「ファイルへ保存」「ファイルから読み込み」でキー配列の保存や呼び出しが出来る
キー配列を初期設定に戻したい
画面の右上にある「設定を全て削除」をクリックすることでキー配列を初期設定に戻すことが出来ます。なのでまずは色々とキー配列を変更してみて、変更したキー配列が気に入らなければ初期設定に戻してあげると良いでしょう。
注意としては、もしキー配列を変更後に再起動を行っている場合、設定の初期化後にもう一度再起動を行わないとキー配列は元に戻りません。キー配列を変更する時、再起動をしないと設定が反映されませんでしたが、設定の初期化も同じですのでご注意ください。
▼画面の右上にある「設定を全て削除」からキー配列を初期化できる。
日本語キーボード、英語キーボードの切り替え
おそらく日本人の大多数は日本語キーボードを使っていると思いますが、一部コアなパソコンユーザーの方は英語キーボードを使用している方もいると思います。英語版のキーボードを使っている方は、右上の「キーボード種別」から日本語キーボードと英語キーボードの切り替えを行うことができます。
ちなみに英語キーボードと日本語キーボードの違いとしては「Enterキー周りのキー配列」が挙げられます。英語キーボードの方がEnterキー周りがスッキリまとまっていて、周辺の記号キーも多くなっています。
▼「キーボード種別」から日本語キーボードと英語キーボードの切り替えができる
『KeySwap for XP』を使って自分好みのキー配列を作ろう
今回紹介させていただいた『KeySwap for XP』では、パソコンのキー配列を自由に設定することが可能です。例えば「変換キー」の場所に「deleteキー」を設定することも出来ますし、反対に邪魔なキーを無効化することも出来ます。
注意点としては「①管理者として実行しないといけない」「②キー配列を変更後はパソコンの再起動が必要」という2点があるので、そこだけ気を付けるようにしましょう。