こんにちは、自称サブカルクソ男のバニラアイスです!
あなたはサブカルという言葉を聞いたことはありますか?
「サブカルチャー」つまり、「メインカルチャー」よりも知名度や支持者が少ないコンテンツのことをサブカルチャーと言い、それにはまっている人をサブカル人間などと呼んだりします。
支持者が少ないコンテンツにハマるということもあり、彼らは同じ趣味を持つ人と仲良くなることを望んでいます。
今日は、そんなサブカル人間との付き合い方をご紹介していきます!
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サブカルってなに?
まず、サブカルという言葉について説明をしましょう。一時、某クソ漫画さんの影響で「サブカルクソ女」なんて言葉が大流行しました。その時サブカルという言葉が生まれたわけではありませんでしたが、広く世間に知られる切っ掛けとなりました。
サブカルという言葉の発祥
サブカルという言葉の起源は1950年のアメリカです。社会学という学問の中で群集心理を研究していたアメリカの偉い教授が、社会的多数派が持つ文化「メインカルチャー」の反対として「サブカルチャー」という言葉を作ったのが切っ掛けとなりました。
用語の起源は1950年に社会学者のデイヴィッド・リースマンが使用したのが最初である。
サブ」とは、社会的マジョリティの文化・価値観から逸脱した、エスニック・マイノリティやLGBTといった「少数派集団」のことである。(引用:Wikipedia)
ただ、ここでいうサブカルは、私たちが思っているものと意味が少し変わります。
当時のアメリカは色々な問題がありました。民族差別やゲイ・レズビアンなどなど、現在と比べ物にならないくらい「差別」という思想が蔓延しており、「サブ」というのは社会的少数の思想や文化を指していました。
日本でのサブカルというと、「このアニメエモい!」とかじゃないですか(偏見です)
対してアメリカは「君インディアン? 悪いけど話はしないから」という差別的な意味合いが強く表れていました。
大学の偉い教授が、アニメを見て「これエモい!」とか言ってるわけじゃないです。誤解のないように言っておきます。
日本でのサブカルとは?
では、日本でのサブカルとはどういった意味合いを持つのでしょうか?
日本では主に「娯楽文化においての少数派」という意味で使われています。
ある社会に支配的にみられる文化に対し、その社会の一部の人々を担い手とする独特な文化。例えば、若者文化・都市文化など。副次文化。下位文化。サブカル。
(引用:weblio辞書)
簡単に言うと、世間一般的にあまり知名度が高くない娯楽文化や、一部の年齢層しか知らない作品などのことでしょうか。
よくサブカル民たちがインディーズバンドやプロになりたてのアーティストを語っている姿を目撃されていますが、メジャーではないという意味でサブカル扱いになります。
とはいえ、「具体的に何がサブカルに位置するのか?」という線引きはありません。サブカルの定義は個人の感性によって決められる部分が多く、「私がサブカルって言ったからサブカルなの」状態です。
なので女友達が好きな漫画やアニメを勝手にサブカルと決めつけて、「やーいサブカルクソ女」と呼ぶことも自由です。
サブカル文化の例
ここからはサブカル文化の例です。あくまで僕が思っているものの一覧なので、もし違うと思ったらコメント欄などで指摘をください。
ポプテピピック
はい。名前を出してはいけないクソ漫画さんです(悪意はありません)。
先述した通り、この漫画がサブカルという名前を若者に流行らせる切っ掛けとなりました。
漫画の中で「サブカルクソ女」と痛烈に批判されていましたが、どういう訳かそれがサブカル民の琴線に触れたようです。
東京で開催されたコラボカフェも、サブカル民のご来訪で大盛況だったとか。
インディーズバンド
先ほど挙げたものですね。サブカル民は「他の人が知らないもの」をよく好む習性があるので、インディーズバンドは格好の的です。よくライブで購入したTシャツを着てカフェで語り合っている姿が目撃されるとかしないとか。
悲しいことに、メジャーデビューしたと同時にファンじゃなくなるサブカル民もいるらしい。
ちなみにワンサイズ大きめのシャツを着ている場合が多いらしい。
B級映画や昔の映画(字幕版のみ)
他の誰も知らないようなB級映画や、1980~2000年代の古い映画を好むのも特徴です。
その中でも特に好きなのが洋画です。日本の映画を見るのはあまり好きではなく、海外の映画を見るのを好みます。
また、基本的に字幕版でしか視聴せず、吹き替えは邪道だと言います。
曰く「吹き替えだと世界観が崩れる」そうなのですが、彼ら以外にも字幕版が好きな人は一定数居ますね。
一周回って純文学
純文学は「サブカル」ではなく、どちらかといえば「メインカルチャー」です。
しかし、最近は純文学をたしなむ人が少なくなっています。ライトノベルという手の出しやすいジャンルが台頭してきたこともあり、純文学派の肩身は徐々に狭くなっているのでしょう。
そこでサブカル民は純文学に目を付けました。現在読んでいる人は少ないですし、何より「純文学を読んでいる自分かっこいい」という陶酔に浸れます。
サブカル人間との付き合い方
とりあえず隠れ家的な店に連れて行けばいい
困ったら隠れ家的な店に連れて行けば問題ありません。
料理が美味しいかは気にしなくて大丈夫です。基本的に「隠れ家的お店にいる自分」に酔っているだけなので、たとえ料理がマズくても怒ったりはしません。
むしろ大多数のサブカル民は甘み以外の味覚が欠如しているという報告もあるくらいなので、料理の美味しさは分かっていないでしょう。
ただ「行列ができる有名店」はNGです。サブカル民は大衆と同じ行動を嫌うので、有名な場所に連れて行くと反感を買います。隠れ家でインスタ映えも狙えてオシャレなお店にしておきましょう。
無ければ妥協してカフェでもOK
まあ無理ですよね(笑)そもそもオシャレなお店なら色々な人が来ていますからね。
無ければカフェも可です。一説によると「サブカル民の生息地はカフェ」なんて都市伝説もあるくらい頻繁に出現するので、カフェに連れて行けば間違いはありません。
スタバやドトールなどのチェーン店でも満足するので、軽く休憩がてらカフェに行けば仲は深まるでしょう。
人気があるものは嫌いだけど、タピオカは例外
基本的に人気なものに鳥肌が立つサブカル民ですが、なぜかタピオカは大好物だそうです。かく言う僕もタピオカは好きなので人のことはとやかく言えません。
タピオカが置いてあるカフェなどに連れて行くなどの合わせ技を披露すれば、あなたの株は爆上がりうなぎ登り間違いなしです。
最近は一部のサブカル民の中で、タピオカを太いストローに詰めて、それを息だけで噴き出すゲームが流行ってるとか。本当なのかは知らないけれど。
「何か面白い漫画とか小説探してるんだけど」
これで大抵仲良くなれます。
有名な作品は嫌いだけど自分の推しているものは知ってほしいのがサブカル民なので、趣味の話を振ってあげれば良く喋ります。水を得た魚ならぬ、趣味を聞かれたサブカル民ですね。
【趣味を聞かれたサブカル民・・・自分に合った活躍の場を得て生き生きとしているさま】
相手がどのような趣味が好きなのかを調べ、その趣味に合った質問をしましょう。
ただ大抵のサブカル民は音楽や漫画、映画などが趣味なので、それらを聞いておけば間違いはありません。
服装を褒めてあげよう
サブカル民は往々にして自分の服装にこだわりを持っています。
「サブカル民はライブTシャツしか持ってない」なんて噂はありますが、そんなことはありません。ちゃんと普通の服も持ってます。
特に好きなのが古着です。休みの日に古着屋に行って気にいった古着を買ってくるのが習慣です。
同系統の服が集まる通常のアパレルショップと違い、古着はコーディネイトが大変なのです。なのでそこを褒めてあげるとすんなり仲良くなれますよ。
サブカル民と友達になるメリット
そんな色々と面倒くさいサブカル民。では、彼らと友達になるメリットはどんなものがあるのでしょうか?
ここからは、サブカル民と友達になった時のメリットを紹介します。
「メリットで人付き合いを選べ」なんてことは言えませんが、知らずに友達になって苦労するのももったいない話です。
どんないいことがあるのか? ということを予め知っておけば、人間関係を円滑に進めることが出来るでしょう。
趣味が増える
サブカル民は色々な趣味を持っています。その中には「自分がこれまで知らなかったもの」もあり、彼らとの交流を切っ掛けにして新しい趣味に身を投じることが出来ます。
「1つの趣味に関する知識がすごい」というのもサブカル民の特徴です。
その分野だけなら他の誰にも負けないくらいの知識量があり、新しい知識を仕入れることや研究することを苦痛に感じていません。
ただ、偶に「全く興味が持てない趣味」を薦めてくる人もいます。
「タランチュラの飼い方」とかを薦めてくるサブカル民とはスッパリ縁を切りましょう。
趣味を共有する友達が増える
いわゆる、類は友を呼ぶ状態ですね。同じ趣味を共有している人の元には、その趣味を持っている人が集まってきます。
そんな感じで、サブカル民の周りにはサブカル民が集まってきます。
彼らは趣味に懸ける行動力も凄まじいのが特徴で、趣味友として見るなら最高の友達になります。
コンサートやライブ、ゲーム、漫画などなど、同じ趣味を持つ友達は多い方が楽しくなります。
特にアーティスト好きのサブカル民とは仲良くなることをおススメします。
コンサートやライブのように1人で行くのが寂しい趣味は、行動力の高いサブカル民と一緒に行くのが理想的です。
色々な考え方を吸収できる
良くも悪くも、自分の考えにこだわりを持っているのが彼らです。
良く言えば自分の考えに筋が通っていて、悪く言えば偏屈です。
「このアーティストはこうじゃなければダメだ」など、その趣味に対して確固としたこだわりを持っています。
好きすぎてやりすぎてしまう、というヤンデレ的な一面も併せ持っているのです。
そんな彼らと付き合えばこそ、「自分とは違う人の考え方」に対して柔軟になることが出来ます。
社会に出たら偏屈な人は大勢いますからね。そんな人と会った時のために今から耐性を付けておくことも重要かもしれません!
オシャレになる
サブカル民のほとんどは自分のファッションにこだわりを持っています。
また、気に入った服を求めて全国を旅している彼らは、ファッションに対して深い知識を持ち合わせています。
自分の趣味を人に布教したい彼らは、確実にあなたのファッションにまで口を出してくるでしょう。
「おススメのブランド紹介しようか?」「今度一緒に古着の店に行こうよ!」とか言ってきます。
もし薦めてくるファッションがあなたのセンスに合うなら、彼らに助言を求めるのも一つの手段だと思います。
毎日が楽しくなる
先ほど挙げた「趣味が増える」と似ていますが、何かに熱中している時間というのは楽しいものです。
音楽であれ映画であれ、夢中になっている時間はあっという間に過ぎていきます。それが仲のいい友達と一緒なら尚更です。
「熱中できる趣味がない」という人は、一度サブカル民と話をしてみてはいかがですか?
まとめ
今回はサブカル民についてのまとめでした。
散々こき下ろすような記事を書きましたが、「何かに熱中している人」は個人的に大好きです。
なんにせよ、その分野でトップに立っている人というのは、それだけで無条件に尊敬できるほど僕には輝いて見えます。
楽しく生きるという意味では、サブカル民は最も充実した人生を送っているのかもしれません。